アイアム、チャンピオン!!
アイアム、チャンピオン!!
 
 
 
 
 
 
突然ですが、アナタは麻美ゆまさんをご存知でしょうか。

ま、男性ならばきっと多くの人がご存知かと思いますが、
ご存知ない方のために説明申し上げますと、
この麻美ゆまさん、女優さんです。

チョー売れっ子女優さんです。

チョーチョー人気女優さんです。
 
 
 
 
 
 
 
 
大人な世界のね。
 
 
 
 
 
 
 
 
で、本日。

このチョー人気女優さんのサイン会が地元で開催されまして。

ワタクシですね、
このサイン会にですね、
 
 
 
 
 
 
 
 
行ってまいりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
や、なんかですね。
今日の午前中にですね、友人からイキナリ電話がきたワケですわ。
「今日、サイン会あるんだって!!行くぞ!!」って。

で、オレ、
「え~、マジで?ちょっと面倒だな~」とか渋ってたワケですが、
そしたら友人。
 
 
 
「オマエ!!
 麻美ゆまクラスの大物女優がこんな地方に来ることなんて滅多にないんだぞ!!
 今日を逃したら、次はいつになるかわからないんだぞ!!
 もしかすると、もう二度と来ないかもしれない!!
 オマエはそこんとこをわかってない!!
 ここは秋葉原じゃないんだぞー!!」
 
 
 
なんか、怒られまして。

なんか知らんが怒られてしまいまして。
 
 
 
で、まぁ、有名人を間近で見れる機会ってのはそうそうナイですし、
これもまぁ、ひとつの経験だよな、なんつってですね、
その会に参加してきたワケですが。

ですが。
 
なんちうかですね、
会場に行ってその大物女優さんを実際にこの目で見たらですね、オレ、
 
 
 
 
 
 
 
 
完全に堕ちたね。
 
 
 
 
 
 
 
 
なんか、めちゃくちゃカワイイワケですわ!!
すっげぇカワイイワケですわ!!
や、オレも彼女のお顔くらいは知っていましたが、
実際に見たら、なんちうか、「さすが人気女優!!」って感じなのですわ。

すっげぇ明るいし。

で、そのサイン会、彼女出演のDVDを1枚買うとサインが貰えんですね。
んで、2枚買うと、ツーショット写真を撮って貰えるという。

オレ、最初は
「え~、どっちみちDVD買わなきゃイケナイんじゃん」
そんなん思ってたワケですが、
実際にこの目で女優さんを見たらですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
もはや、2枚ご購入ですわ。
 
 
 
 
 
 
 
 
他に選択肢などナシ!!
友人に「さっきまで渋ってたじゃん」なんて言われようがもう関係ナシ!!
  
「あたりまえだテメー、2枚買うに決まってんだろボケェ!!」
 
まぁ、そんな感じでサイン会に参加して、
サインを貰い、
握手をして貰い、
んで、ツーショット写真を撮ってもらってきたワケですが。
 
 
 
 
 
 
 
 
で。
 
 
 
 
 
 
 
 
で、ですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
ジツはこのサイン会、最後に、女優さんとのジャンケン大会があったワケですわ。

およそ100人くらいの参加者の中から勝ち残った者には、
賞品として、目ざまし時計が。
目ざまし時計に、麻美さんが『オレの好きなセリフ』を入れてくれるという。
 
で、もう、この目ざまし時計欲しさに会場は異様な熱気ですわ。
 
なんちうの?
なんかもう、男だらけのキモチワルイ熱気ですわ。
ギラギラした。
  
そんで、麻美さんの「最初はグー!!」なんて掛け声と共に
ギラギラした男たちが手を突き上げて、
ジャンケン大会史上もっとも激しさを極めたであろう、
男たちのキモチワルイ闘いが始まったワケですが。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
フ。

フフフ・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
勝ったぜ、オレ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
フハハハハハハハッ!!
 
 
 
ジャンケン大会、ウィナー、オレッ!!
 
 
 
アイアム、チャンピオン!!
アーイアーム、ジャンケンチャーンピオン!!

イェアァァァッ!!
 
 
 
 
 
  
もう、なんということでしょう!!

ジャンケン大会で勝ってしまうとはなんということでしょう、この運の良さ!!

フハハハハ、さすがオレ!!
イェアッ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ちうことで、本日、
ワタクシは幸運に包まれていたという。

やー、行ってみるもんだね、サイン会。

やってみるもんですね、ジャンケン大会。
 
 
 
 
 
 
で、上の画像は、本日いただいたサイン。

ツーショット写真は、あまりにも緊張したオレの顔が
かなり残念な仕上がりに写っているのでお見せできないとして。

んで、下の画像は、オレが激闘(ジャンケン)の末に勝ち取った
麻美ゆまさんサイン入り&音声入り目ざまし時計。
 
ちなみに、セットした時間になると、
目ざまし時計の麻美さんがこう言ってくれます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「ゲルさん、お・は・よ」(←オレが言ってもらった)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
かぁ~っ、完全に腐ってるな、オレ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
母親が先日から入院してしまい、
っつっても、来週中には退院の予定なのですが、
そんな感じで家に残るはオレと親父の男がふたり。

残ったふたりで毎日の食事の準備をしたりしているのですが、
まったく、毎日家族の食事を作るってのは大変ですね。
 
 
 
 
 
 
世界中のお母様方、御苦労さまでございます。
 
 
 
 
 
 
んなワケで今日もワタクシ、
餃子をチンしたり、
シウマイをチンしたり、
ご飯もチンしたり、
まぁ、主にチンばっかしておるワケですが。
 
 
 
 
 
 
しかしアレですね。

「毎日の献立を考えるのが大変」という
お母様方の声を聞いたりすることがよくありますが。

アレ、ホント大変ですよね。

いや、チンしかしてないヤツが言うなって話ですけど。

でも、そんな、チンしかしてないオレでさえ、
「今日は何をチンしようかな」って思いますからね。

ソレを、イチから考えて作るとなると、
やっぱ、すごく大変なんだろうなぁ、と。
 
ホント、御苦労さまでございます。
 
 
 
 
 
 
オレ思うけど、
「母の日」って一年に3回くらいあってもいいんじゃない?

普段忘れがちな感謝の気持ちを、
もっとコマメに表現しようぜ、ということで。

となるとやっぱ、「父の日」だって大事だから「父の日」も年3回にして、
あと、アレ。

「おじいさんの日」と「おばあさんの日」も新たに創設。

や、すでに「敬老の日」があるけどさ、
「父の日」と「母の日」は別々にあるのに、
「おじいさん」と「おばあさん」をまとめて
「敬老」にしちゃうのはなんかオカシクねぇか、と。
年老いたって「性」は「性」だろ、と。

そういう観点で言えば、
5月5日の「子供の日」は「男子の日」にして
3月3日は「女子の日」にしたほうがいいんじゃねぇか、と。

っちうかもう、この際だから、
「兄の日」と「姉の日」と「弟の日」と「妹の日」も作っちゃえよ、と。

「姉っぽい兄の日」とかね。

「ある日突然ボクにできた妹の日」とかね。

「ジツはボクと血が繋がっていなかった妹の日」とかね。
 
 
 
 
 
 
もう、全部休日にしちまえ!!
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
はい、なんだかもう、
何を言ってるのかわからなくなってきましたが。
 
 
 
 
 
 
そうそう。
さっきオレが「チン」以外で作ったおかずの中で、
親父にも好評だったモノがあったので、とりあえず書いておきます。

むかーし、なんかで見たレシピを思い出して作ったのですが、
っちうか、「おかず」って言うほど「おかず」って感じでもないのですけど。
 
 
 
 
 
 
1.木綿豆腐とクリームチーズを
  テキトーにサイコロみたいに切って器にブッこんで、
  たっぷりのかつおぶしとネギをかけます。

2.しょうゆを適量たらして、完成。
 
 
 
 
 
 
すげぇな。
説明が2段階で終わっちゃったよ。
 
 
 
 
 
 
まぁ、オレが作れるのはこんなもんですが、
そこそこイケるのではないか、と。
好き嫌いはあると思いますけど。
 
 
 
 
 
 
まぁ、そんな感じでワタクシ、
これから茶碗を洗ってまいります。
 
 
 
 
 
 
ソレでは、また。

アデュゥ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アコースティックギターに続き、エレキギターを購入。
 
 
 
ワタクシもう、すっかりギターにハマッてしまい、
夜な夜なジャカジャカやっておるワケですが。
 
 
 
しかしこの、ギターで曲が弾けた時の喜びときたらもう、
ものすごい感動がありますね。
や、ギターだけではなくて、これはすべての楽器に言えることだと思いますが、
練習して練習して、どうにか最初から最後まで間違えないで弾くことが出来た時、
ものすごく嬉しいものですね。
 
 
 
なもんでワタクシもう、夜な夜なギターを抱えて部屋で独り興奮しながら、
まるで、自分が今ステージの上で演奏してるかの如く、
まるで、自分の目の前にはたくさんの観客がいるかの如く、
ギターをプレイしちゃったりしております。

「ザ・フーみたいにギター壊しちゃうんじゃねーのー?」とか
「ジミ・ヘンみたいにギター燃やしちまうんじゃねーのー?」ってくらいの
イキオイで、部屋で独り、
ノリノリでギターをプレイしちゃったりなんかしたりしております。

淋しくないか?オレよ。
 
 
 
 
 
 
 

まぁ、そんなワケでオレ、毎晩毎晩ギターでノリノリなワケですが。

 
  
 
 
 
 
 
 
  
しかし、いかんせん、英語の歌詞が歌えない。
 
 
 
 
 
 
 
 
例えば、オレがギターでそれなりに弾けるようになったいくつかの曲の中の1曲、
T.REXの『20th Century Boy』、
映画『20世紀少年』に使われてた曲ですが、これなんかだと、
「20th century toy, I wanna be your boy!!」って
繰り返すとこしか歌えない。
 
  
いや、歌詞はだいたいわかるんですよ。
 
 
でも、ギターを弾きながらだと歌えなくなるんですよ。
なんなんでしょうね、コレは。
 
 
同じく、それなりに弾けるようになったいくつかの曲の中の1曲、
Nirvanaの『smells like teen spirit』にいたってはもう、
「Yeah!!」ってしか言えない。

もう、他は全部「ニャ」ですわ。

「ニャニャニャ~ニャ~、Yeah!!」ですわ。

「ニャ」だと歌いながら弾けるのに、
英語の歌詞だと歌いながら弾けなくなってしまうのですわ。
 
 
 
 
 
 
 
 
なもんでオレ、毎晩毎晩、「ニャ」を連呼しながら部屋で独り、
ノリノリになったりしております。

もう1回言うけど、淋しくないか?オレよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
● T.REX『20th Century Boy』
  http://www.youtube.com/watch?v=Ylww2dOW7fg

● Nirvana『Smells Like Teen Spirit』
  http://www.youtube.com/watch?v=hTWKbfoikeg&a=1p51VYE5DAI&playnext_from=ML
 
 
 
しかし、何回見てもカッケーなぁ。
マーク・ボランもカート・コバーンも。

時代にズレはありますけど、
ふたりとも短命だったのが残念ですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
会社のトイレでのこと。
  
 
 
 
 
 
 
 
っちうか、
書き出しがイキナリ「トイレでのこと」ってどうなんだろうな、オレ。

すみません。
なんか、すみません。
 
 
 
 
 
 
 
 
で、トイレでのこと。
 
 
 
 
 
 
 
 
今日ですね、仕事中にトイレに行ったのですよ。
や、ちょっと、おしっこにね。

で、トイレに行ったらですね、トイレに先客がいたのですね。

おそらく、ウチの会社に営業かなんかで来た業者の方なのでしょうかね。
グレーのスーツをパリッと着こなしていらっしゃる男性で。

で、その男性はこう、男性用の小便器が6つ並んでるウチの
入り口から一番奥の小便器の前に立ってらして。
で、オレは一番手前に立ったワケですが。
 
 
 
そしたら、オレが便器の前に立ってすぐのことなんですが、
一番奥の便器の前に立ってる先客、
おしっこをしてる最中だと思うんですが、
その男性の携帯電話が鳴ったワケですよ。
呼び出しの音がトイレ内に響いたのですよ。
 
 
 
そしたらその男性、おしっこをしながら、その電話に出るのです。
 
 
 
おしっこをしながら、
「あ、はい」とか「かしこまりました」とか電話で喋ってるのです。
おしっこしながら。
 
 
 
で、オレは、自分もおしっこしながら、
 

  
(器用だなぁ。
 オレだったら出ないで、あとでかけなおすのになぁ。
 「出しながら出る」って、どっちにも集中できそうにないのになぁ)
 
 
 
そんなことを思ってたワケです。
 
 
 
 
 
 
 
 
と。
そしたら、ちょうど、その時。

その男性が、オナラをしたのですよ。
 
電話に出ながら、
チンコ出しながら、
オナラも出したのですよ。

男性、オナラもしやがったんですが。 
 
 
  
や、そのオナラがさ。

なんか、スゲェんですよ。

なんちうのかな?
オナラを文字で表現すると「プー」とか「ブー」とかになるのが
一般的かと思うのですけど、
そのオナラは、「プー」とか「ブー」とか、そういうレベルじゃないの。
 
 
 
や、ゴメンナサイね。
下品な話でホントにゴメンナサイね。
これから、もっと下品になりますけど、ホントゴメンナサイね。
 
 
 
でも、あえて言わせてもらうと、
あえて、そのオナラを文字で表現させてもらうと。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ブババババババババババババババァーッ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
なんちうのかな?
文字で表現するととりあえず、全て「濁音」ね!!
全て「゛」がつく感じ?
 
 
 
もう、スッゲェんですよ。

なんちうかもう、ものすごい破壊力、ってか。
空気をゆらしちゃってる、ってか。
「トイレ内の空気が振動して窓とか割れちゃうんじゃねーのー」ってか。
 
 
 
もしも、そこに、風の谷の大婆様がいたらですね、絶対にこう言うと思うもん。
 
 
 
 
 
 
 
 
「大気が怒りに満ちておる」
 
 
 
 
 
 
 
 
大婆様、違うよー!!
怒りに満ちてなんかいないよー!!
王蟲じゃなくてアイツのオナラなんだよぉーっ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
で、オレ、そのオナラにビックリして(ワオ!!)とか思ってたワケですが。

そしたら、そのオナラ犯。
急にですね、電話の相手に向かって、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「いえいえいえ、なんでもないです。
 いや、こちらの方、まわりがちょっとうるさくて」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・相手に丸聞こえだったんだな、と。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オナラ犯、電話の相手にきっと、
「え?なんか言いました?」とか言われたんだろうな、と。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

(うるせぇのはオマエだろ)
 
 
 
そんなん思いながら、オレはもう
笑いをこらえるのに必死で、おしっこどころではなくなってしまったという。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
夏である。

もはや夏、である。
 
まだ5月だというのに、
昨日、一昨日と気温が30度オーバーしちゃってるんだからもう、
もはや夏である。

気温が30度を超えれば日当たりが良すぎるウチの事務所の温度計は
33度とかになっちゃって、なんかもう、
「5月で33度もあったら、
 8月あたりは50度オーバーしちゃうんじゃねーのー」とか言って、
ゲンナリしておるのです。

まぁ、オーバーしないと思いますけどね。
 
 
 
 
 
 
で、事務所の温度計が33度になってた昨日。

みんながみんな「暑い暑い」言る中、
やっぱり「暑い暑い」言っている、二十歳になったばかりの女子、ノリちゃんに、
オレは言ったのです。
 
 
 
「キミに涼しくなる方法を教えてあげよう」
 
 
 
で、このノリちゃん。
非常にイイ子なんですね。
明るくて。
素直で。

オレはそんなノリちゃんに「涼しくなる方法を教えてあげよう」っつって、
こう言ったのです。
 
 
 
「こういうのはね、
 “暑くない”って脳と身体に思わせることが大事なワケよ。
 自己暗示ね。
 だから常に“暑くない、暑くない”とか“涼しい、涼しい”とか、
 そういうふうに自分に言い聞かせることが大事なのよ。
 これをしばらく続けてると、いつの間にか暑く感じなくなるよ」
 
 

もちろんコレはオレのチョーテキトーなデタラメなワケなのですけど、
ノリちゃん、「へぇ~、そうなんですか」と。
そんで、続けて訊くのです。
 
 
 
「しばらく続けるって、どのくらい続ければいいんですか?」
 
 
 
だからオレは答えたのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
「ん~、4ヶ月から5ヶ月くらいかな」
 
 
 
 
 
 
 
 
もちろんコレは、ツッコミを入れる“隙”なワケで。

オレはそこで、
「夏終わってんじゃん!!」的なツッコミを入れてほしかったのですが。

しかしノリちゃん、
 
 
 
 
 
 
 
 
「そうなんですか、やってみます!!」って。
 
 
 
 
 
 
 
 
「ありがとうございます!!」って。
 
 
 
 
 
 
 
 
そう言ってその場を走っていってしまいまして。
 
 
 
 
 
 
 
 
あ、ノリちゃん・・・信じたまま行っちゃった・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
  
なんかオレ、
ノリちゃんがとってもイイ子なだけに、罪の意識を感じておるのです。
 
今日、ノリちゃんは休みだったので、
その間に誰かにこのデタラメな「涼しくなる方法」を言ってやしないか、
そんで、バカにされてやしないかとハラハラしておるのです。
 
 
 
ちうか、早く気付いてくれ!!

ものすごく簡単なダマシだよ、ノリちゃん!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

伝言ゲーム。

2010年5月17日 日常
 
 
 
 
 
 
「ゲルさんてSM愛好者なんすか?」
 
 
今年の春に入社した19歳の若者にそう訊ねられた時、
驚きと同時に、「もしやアレが原因か?」とピンときた。

いや、きっとそうなのだ。
オレが何気なく発した「あー、変態だからですかね」という言葉が
この噂の原因なのだ、きっと。
 
 
 
 
 
 
 
 
事の発端は先週、会社のチームでの飲み会があった時の話だ。

飲み会の会場にたまたま、同じ会社の違う部署の人たちがいて、
なんだか入り混じって飲み会みたいなカタチになったのだけれど、
その最中、その違う部署の女子と初めて話をしたのだ。
彼氏がどうとか、彼女がどうとか。

その時、「彼女なんていませんよ」と言うオレに対して女子は
「どうして彼女いないんですか?」と訊き、
ソレに対してオレはこう答えたのだ。
 
 
 
「あー、変態だからですかね」
 
 
 
もちろん、冗談だ。

あ、いや、自分では変態ではないつもりでいても、
他人から見ればじゅうぶんに変態の場合もあるから、
一概に「自分は変態ではない」とは言えないのかもしれないのだけれど、
それでも、自分ではその自覚がないつもりだから、
この「変態発言」はあくまで、
あくまでも、冗談のつもりで言ったのだ。

そのオレの「変態発言」を受けて女子は、
「えー!!」とか言いながら笑っていて、
ソレを見たオレは、続けざまに
 
 
 
「あ、でも、軽い変態ですよ?
 ライト変態です。ライト級の変態です」
 
 
 
そんなことを言って、
それはソレで、その場は盛り上がったのだ。

その場は盛り上がったのだが。
 
 
 
 
 
 
 
 
想像するに、きっと、その女子が、
オレが「変態です」と言った、という話を会社の中でしたのだと思う。

きっとソレは、
「ゲルタがヘンな冗談を言っていたよ」といった程度の話だったと思うのだが、
なんせ、社屋の中に何百人という人間がいる会社である。

思い当たるのは、例えば、その女子が仲のいい会社の同僚にその話をして、
ソレを聞いた人間が、誰かにその話を冗談として伝え・・・

いや、たまたま隣で聞いていたヤツかもしれない。
たまたま隣に居合わせた誰かが「ゲルタが自分は変態だと言った」という話を
誰かに「そういや、センターのゲルタって変態らしいよ」と伝え、
ソレを聞いた誰かがまた「あの人って変態なんだって」と伝え、
そしてソレを聞いた誰かがまた誰かに・・・

いや、もっと短いのかもしれない。
ソレとも、もっと長いのかもしれない。

どちらにしろ、おそらく、その話はいく人かを中継したのだと思う。
そしてその噂話は、さながら伝言ゲームのように変化していき、
あの飲み会の夜に始まったオレの「変態発言」は、
今日、思わぬ形でオレの耳に帰ってきたのだ。
 
19歳の若者の「ゲルさんてSM愛好者なんすか?」として。

ちなみにその若者に、その話を誰から聞いたのかと問うと、
同じチームの「A」という女子からだと答えた。

だから今度はその「A」に、その話は誰から聞いたのかと問うと、
違う部署だが一緒にご飯を食べている、仲のいい「B」という女子からだと言う。

間違いない。

オレの「変態発言」は、噂が伝わっていくウチに
どこでどうなったのか「変態」から「SM愛好者」に変化しているのだ。
さながら伝言ゲームのように。
 
 
 
 
 
 
 
 
しかし、だからと言って特に、
この話を途中から捻じ曲げてしまった犯人を探すワケでもなく。

いや、「誰」から「誰」に「どう」伝わって、
どこで、「変化が生じたのか」という点が非常に興味深いのだけれど。

でも、なんか、面倒そうなのでとりあえず犯人探しをするワケでもなく。
 
ただオレは、目の前の若者に、
 
 
「オレはベツに、SMの愛好者ではないぞ?」
 
 
そう伝える。
 
すると若者は「っすよねー、ありえないっすもん」と言い、
「いや、ボクが聞いた話だとですね」と続け、こう言った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「ゲルさん、服の下はいつも縛ってある、って」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
えっ?
噂ではオレ、そっち側なの!?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
昨日、車に轢かれたんですよ。
 
 
  
 
 
 
や、なんかですね。

昨日、ひとりで映画を見に行った帰りにひとりでほてほてと歩いていたんですが、
そしたら、こう、なんか、
歩道に乗り上げて路上駐車している車がありまして、
その車が邪魔なものだから、オレ、
車道側にハミ出してその車をかわして歩こうとしたのですが。
  
その車をあと少しでかわし終えるという時。
 
もうちょいで車をかわして車道から歩道に戻れるぞ、っていう時。
 
なんか急に、ヒザのちょい上くらいの高さに後ろから、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
トン。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アレ?

「ドン」じゃなくて「トン」?

これって「轢かれた」の範疇に入りますか?
なんか軽く当たった感じですが。

でもまぁ、車に当てられたことに変わりはないので
ここは「轢かれる」と言わせていただきますけど、
なんか急に、後ろから「トン」と当てられたのですよ。

 
 
 
 
 
で、オレはビックリして・・・

ちうか、ホント、ビックリしますね。
後ろから急に当てられるとホントにビックリしますね。

結局は、その路駐してた車が後ろにオレがいることに気づかずにバックしてきて
オレの背後から当たってきたワケなんですけど、
突然当てられたオレ、すっげぇビックリして反射的に、バァーッと。

前方に向かってバァーッとダイブ。
 
 
 
 
 
 
そんで反射的にクルッと前転して、受け身をスパーンッ!!
 
 
 
 
 
 
なんかもうオレ、ひとり街中で、
セガールみたいなアクションをしてしまったワケですわ。
人がいっぱいいる中でオレ、セガール・アクションをしてしまったのですわ。
『日曜洋画劇場』的に言えば、「次週、『暴走自動車』!!」みてぇな。
 
 
 
 
 
 
で、オレはもう、「おぅおぅおぅ」と。
「何やってんだよ、おぅおぅおぅ」と。
「セガール的にやっつけちゃうぞー」と。

すぐさま立ち上がって、その車のとこに行ってですね、
もうね、ガーッて言ってやろうと思ったのですわ。
もう、ボロクソ言ってやろうと思ったのですわ。

ちうか、半分言いかけてたかもしんない。
 
「テメェ、何やって・・・」

言いかけてたかもしんない。
 
 
 
そしたら、ちょうどそのタイミングで
車の中からスーツ姿の女性が「すみません、大丈夫ですか!?」って降りてきて。

その女性がまた、かなり好みの感じの女性で。

オレ、突然の好みの感じの女性の登場に正直、かなり動揺してしまったようで。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「テメェ、何やってん・・・ですぅ?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
なんだソレ!!
なんだソレは、オレよ!!
キモチワルイよ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
もうね、その女性にポ~ッとなってしまったオレ。

車に当てられた怒りとか痛さとか、
そんなんはもう、瞬時にどうでもよくなってしまったという。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「すみません、大丈夫ですか!?」
 
 
「はい・・・」
 
 
「お怪我はないですか!?」
 
 
「はい・・・」
 
 
「大丈夫ですか?救急車呼びますから!!」
 
 
「あ、いえ・・・」
 
 
「ちゃんと歩けますか?」
 
 
「はい・・・」
 
 
「本当に申し訳ありませんでした」


「いえ・・・」
 
 
「何かありましたら、こちらにご連絡ください」
 
 
「あ、はい・・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
もう、気の利いたことのひとつも言えなかったという。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『日曜洋画劇場』的に言えば、「次週、『沈黙のオレ』!!」みてぇな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
会社の若者たちの会話に混じっていたら
やたらと「もりがーる」なる単語が出てきて、オレは、
 
  
「あ~、もりがーるね、あっはっはっは」
 
 
などと、知ってるフリしてテキトーに笑ってゴマカシていたのだけれど、
帰宅して調べてみたら、若者が口にしていた「もりがーる」というのは
「森ガール」というヤツで、ベツに笑うところではなかったらしい。

くそぅ。
ヘンなところで笑っちまったじゃねぇか。くそぅ。
 
 
 
 
 
 
 
 
まぁ、それはソレとして。
 
 
 
 
 
 
 
 
ソレにしても最近、わからない言葉がどんどん増えてきている。

まぁ、言葉というのは時代と共に変化していくのだろうし、
新しいモノを次々と発信していく若者と自分との間に
年齢や精神的に差が生まれれば、その文化を吸収できなくなるのも
仕方のないことだと思うからそれはソレでベツにいいのだけれど、
なんちうか、中には、「腹が立って仕方ない」言葉や
「腹が立って仕方ない」言い方ってのがあって、
最近、そういう言葉を見かけることがよくある。
 
 
 
例えば「スウィーツ」。
 
 
 
まぁ、この言葉は日本で使われ始めてかなり経つので
初めこそこの言葉に抵抗があったオレも
だいぶ馴染むことができるようになったのですけど、
こないだ、とある雑誌を見てたら「スウィーツ」の関連で、
こんな言葉が載っていたのです。

とある雑誌のスウィーツ特集みたいなのを見てたら、
甘納豆の記事に、こんな見出しが載っていたのですわ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「伝統のジャパニーズ・スウィーツ」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ジャパニーズ・スウィーツ・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
甘納豆だぜ?
もっかい言うけど甘納豆だぜ?
 
 
 
甘納豆に「ジャパニーズ・スウィーツ」だぜ?
 
 
 
や、間違いじゃないのかもしれない。
よく知らないけど、ソレは間違いじゃないのかもしれない。
 
 
 
でもさ?
なんちうかさ?
 
 
 
ここ、日本ね?

甘納豆、日本の食べ物ね?

この雑誌、日本の雑誌ね?

読者、たいてい日本人ね?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
甘納豆を「ジャパニーズ・スウィーツ」にした意味がわかんねぇ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
なんか腹立つ!!
なんか腹たつ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あと、アレ。

メガネ。

 
 
や、なんかですね。
こないだ、とあるファッション誌を読んでいたところ、
その雑誌の小物使いのページのところにですね、
こう、メガネの写真がいっぱい載ってたワケですよ。

で、そこには、こう書かれてあるのですわ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「アイウェア」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いや、間違いじゃないかもしれない。
広い意味で「アイウェア」でイイと思うのですよ。
 
 
 
でもさ?
中にさ?
なんか、カラフルなフレームの派手めなメガネの写真があってさ?

そこに、こんなコメントが付いていたワケですよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「夏にあわせてポップ感を演出したい場合、派手なアイウェアをチョイス」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「アイウェアをチョイス」、じゃねぇよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

なんか腹立つ!!
なんか腹立つ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
ちうか、
メガネの写真についてのコメントなんだから「メガネ」でいいじゃないか!!
 
 
 
何が「アイウェア」じゃ。
何が「アイウェア」を「チョイス」で「ポップ感」じゃ!!
 
 

日本日本!!
ここ日本ね!!
 
 

ソレともアレか?   
オマエはアレか?
サンタモニカ気取りか!?

サンタモニカってどこだかわかんないけどっ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まぁ、そんなワケで、
最近、いろんなところでよく腹の立つ言葉を見かけてしまうという。
 
 
  
や、考えようによっては、
そういう表現が世の中に浸透していく過程にあって、
ソレに順応できない自分がいる、ということなのかもしれませんけどね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
どーでもいい話なんですけどね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
先日、嵐のCDを買ってきたウチの母親、まぁ、65歳なんですけどね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
その65歳がですね。
嵐の二宮くんをですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「ニノ」って呼ぶんですよ・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
連休が終わってしまった・・・

 
 
オレ、なんにもイベント的なことしてねぇ・・・


 
っちうか、ずーっとギター弾いてました。
毎日毎日ギターをジャガジャガ。
締め切った部屋に閉じこもって、汗だくになりながらギターをジャガジャガ。
 
家から出るのは1日1回、コンビニに食糧を買いに行く時だけで・・・

コンビニ以外、連休の想い出が無いという・・・

なんと不毛な連休だったことか・・・
 
 
 
 
 
 
あ。
そういや、そのコンビニで。
 
 
 
 
 
 
一昨日の話ですわ。
一昨日の、コンビニでの話ですわ。
 
 
 
なんかですね、
いつもどおりオレ、コンビニに行ったワケなんですけど。
や、なんか、連休中のためかそのコンビニはいつもよりすごい混んでまして。
で、オレ、商品をカゴに入れて、レジに並んだワケなんですけどね。
 
 
 
そしたら
オレの目の前に、若い女子が並んでおったワケなんですけど。
 
 
 
その女子のさー。

Tシャツがさー。
 
 
 
 
 
 
てろってろなんですわ。
 
 
 
 
 
 
や、なんちうの?
お気に入りのTシャツなんだか知りませんけどね、
相当使いこんでるっぽいTシャツなんですわ。
使い込んで、伸びちゃって、てろってろになってるTシャツなんですわ。

や、なんか、白いTシャツなんですけどね、
もう、Tシャツの生地が薄くなっちゃって、
スッケスケで肌色になっちゃってるのですわ。
 
 
 
「どうして、そんなTシャツ着てんのかなー」と。
 
 
 
や、ベツにいいんですけどね。
どんなTシャツ着ようが彼女の勝手なんですけどね。

でも、その、てろってろのTシャツから、
下着が思いっきりスケて見えるワケですよ。
黒いのが。
黒いのが思いっきりスケて見えとるワケですよ。
 
 
 
「どうして、その下着の時にそのてろてろTシャツ着るかなー」と。
 
 
 
や、ベツにいいんですけどね。
何か複雑な事情があったうえでの黒下着にてろてろTシャツかもしんないし。
 
 
 
でも、なんちうか、
そんなにスケスケしておったら、
まわりのみんなに見られちゃって仕方ないだろうなー、と。

目の前の女子を見ながらワタクシ、そんな事を考えておったワケです。

ガンガンに見られちゃって仕方ないだろうなー、と。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
現にここに、
背後から至近距離で凝視してた男がいますしね(←こんにちは、変態です)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
で、そのうち、隣のレジが飽きまして。

店員さんに、
「次にお待ちのお客様、こちらのレジにどうぞー」なんて言われたのですが。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
聞こえないフリしましたね。

ガンとして、聞こえないフリで女子の後ろに並び続けましたね、実際。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まぁ、この連休中、ワタクシの身にそんな出来事があったワケですが。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ちうか、
コンビニでスケスケ女子の黒下着を見たのが
連休の一番の想い出ってどうなんだろうな。

寂しくないか?オレよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ぐぁっ、しまった!!
時刻はすでに、午前11時を過ぎておるではないですか!!
 
 
 
と、いうことは・・・
と、いうことは、オレはかれこれ3時間も、
3時間も、けん玉をプレイしていたことになるのか・・・
 
 
 
何をやっているのか、オレは!!
 
 
 
や、なんかですね。
今朝は早起きしたワケですわ。
大型連休の初日は早起きしてこの小汚い部屋を掃除しようと思いまして、
朝7時に起きて朝食をいただき、
そんで、朝8時前から掃除を始めたワケですわ。

で、掃除を始めて早々、
おもちゃコーナーに埋まっていたけん玉を発見し、
「ほい、ほい」なんつってけん玉をちょっとプレイのつもりが・・・今に至る。
 
 
 
くそっ。
「大型連休」という滅多にないイベントの中の貴重な3時間を、
オレはうっかり、けん玉ごときに費やしてしまったのか。
なんてうっかりモノなのか、くそっ。
八兵衛かオレは、くそっ。

ちうか、げに恐ろしきはけん玉の魔力よ・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
まぁ、それはソレとして。
 
 

 
 
 
 
 
いよいよ大型連休が始まりまして、
世間はなんだかゴールデンゴールデンしておるワケですが、
皆様はいかがお過ごしでしょうか。

これからどこかへお出かけでしょうか。
もしやすでに移動中?

それとも家で、のんびり過ごされるのでしょうか。
家でゆっくりもいいですね。

中にはお仕事の方もいらっしゃるでしょう。
連休はどこのお店も混み合いますものね。
まったく、御苦労さまでございます。
 
そういうワタクシはといえば、
 
 
 
 
 
 
 
 
とくに、なんの予定もございません。
 
 
 
 
 
 
 
 
だぁってよぅ。
友達みんな、家族とどこか行くみたいだしよぅ。
オレもどこか行こうかなと思ったらお金無いしよぅ。
 
まぁ、オレの唯一の予定みたいなモノは、
明日、母親がカラオケ大会に出場するので、ソレの応援に。
 
ちうか、これだって、オレの予定じゃないからね!!
母親の予定に、オレが巻き込まれてしまっただけだからね!!
 
 
 
 
 
 
 
 
ちうことでワタクシ、ただいま家でボーとしております。
ちうか、連休終了までボーとするでしょう。

や、掃除すればいいんだけどさ。
なんかメンドクサクなっちゃった。

っつっても、ただ家でボーとするのもなんとなく勿体ないので、
自分なりに、家にいる時間を有効に活用しようと予定を考えました。
 
 
 
 
 
 
 
 
「1.ギターの練習」

Cage the Elephantの
『Ain’t No Rest For The Wicked』を弾けるようにする。

『Ain’t No Rest For The Wicked』
http://www.youtube.com/watch?v=5t99bpilCKw&feature=fvw
 
 
 
 
 
 
 
 
「2.AKB48のメンバーを覚える」

なんか、本気で好きになってきました、AKB。
 
 
 
 
 
 
 
 
「3.   」
 
 
 
 
 
 
 
 
あ、ダメだ。
もう何も出てこねぇや。
 
 
 
 
 
 
 
 
まぁ、そんなグズグズな感じですが、
皆様、事故などにはお気をつけて、よい連休をお過ごしくださいませ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
どーでもいい話なんですがね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ウチの母、現在65歳なんですがね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
嵐のCDを買ってきたんですよ・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
マッサージに行ってきました。

なんかもー、最近疲れがたまってしまった感じがありまして、
そろそろアリナミンじゃカバーできないくらいの疲れ感がありましたので、
不肖ワタクシゲルタ37歳、
生まれてハジメテ、マッサージのお店に行ってマイリました。
  
で、行ったお店っちうのが、なんだかこ洒落た感じのお店で、
「え?こんな田舎には似合いませんけど?」みたいな感じのお店で、
行ってみたところ、なんだかキレイなオネイサンが担当してくれたワケですが。

このオネイサンのマッサージ。
 
 
 
 
 
 
 
 
すっごい痛い。
 
 
 
 
 
 
 
 
なんかもう、パワフルなんですわ。
線の細い感じのオネイサンなんですけど、
なんか、グイッグイッとパワフルなんですわ。
ゴレンジャーで言ったらキレンジャーぐらいのパワフルさ。
ソレが、すっげぇ痛いの。
 
いや、途中で、オネイサンの方から
「強さの加減はどうですか?」って訊かれるワケなんですけど、
そこで「痛い」とか「強い」とか言えばいいんですけど、
 
 
 
 
 
 
 
 
なんか、言えないじゃない?
 
 
 
 
 
 
 
 
や、言ってやった方がいいんだと思うんですよ。
「強い」とか「痛い」とか言ってやった方がいいと思うんですよ。

でもさ、
なんちうかさ、
オネイサンがやってくれてるのに対して、
なかなか口を挟めないじゃない?ボクたち男の子。

わかるでしょ?
男子はそういう感じわかるでしょ?

「ここで痛いとか言ったら、オネイサンは傷つくんじゃなかろうか」とか、
「傷ついてマッサージ師としての自信を無くしてしまうんじゃなかろうか」とか、
「ヘタクソなんだよーとか、先輩にイジメられんじゃなかろうか」とか、
「自信を無くして辞めてしまって、田舎に帰ってしまうんじゃなかろうか」とか、
「帰った田舎の実家では兄のお嫁さんにイジメられるんじゃなかろうか」とか、
「結局、居場所がなくて、東北をひとり旅しちゃうんじゃなかろうか」とか、
「旅の途中2時間ドラマ的な崖の上で遠くを見つめるんじゃなかろうか」とか、
「そして事態は最悪の結末に・・・」とか、
そんなん、考えちゃうワケですよ。

あれ?考えませんか?

や、そんなん次々考えちゃうんですよ、オレは。
ひとり、頭ん中で盛り上がっちゃうんですよ、オレは。
 
 
  
で、オレは、「痛ぇ・・・」とか思いながら、

「耐えろ。そうすりゃ最悪の事態は回避できるぞ」

そんなん思いながらですね、
リラックスしに来たハズなのにナゼか頑張ってしまいながら、
オネイサンのマッサージを受けていたワケなんですが。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
でも、そういう時に限ってオレ、
「60分全身リラックスコース」にしちゃってるんだもんなぁ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
リラックスどころか、地獄の60分だったという。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
しかしまぁ、最悪の結末は回避することが出来たと考えたい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ロッキュー!!

2010年4月28日 日常
 
 
 
 
 
 
ギターを買いました。

自分自身への誕生日プレゼント、ってのと、
日ごろ、仕事がクソ忙しくてもメゲずに頑張っておる自分へのご褒美として、
先日、アコースティックギター(中古で格安)を買いました。
  
で、ワタクシ、数日前からその格安中古ギターをジャカジャカ、
いや、全然弾けないんですけどね。
弾けないなりにジャカジャカジャカジャカやっておるワケなのですが。
 
 
 
 
 
 
 
 
昨日の夜のこと。
 
 
 
 
 
 
 
 
中学ん時からエレキギターをジャカジャカやっていて、
上手にギターを弾くことができる友人テツが遊びに来まして。
で、オレの格安中古アコースティックギターを見て、こう言うのです。
 
 
 
「オマエはそのギターでロックするのかい?」
 
 
 
エレキではなく、アコースティックギターで
大好きなロックを演奏するのか、と。
その格安アコースティックでロックするのか、と。

だからオレは、こう答えたのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「楽器や弾き方なんかはたいして問題じゃねぇ!!
 大事なのは、自分自身がロックするかどうかだ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
うおおおお、ロッキン・オン!!イェアッ!!(←ロックスイッチ、入りました)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そんでオレ、もう、ジャカジャカと。
スイッチ入ったオレ、ジャカジャカと。

立ってジャカジャカ、
座ってジャカジャカ。
寝転んでジャカジャカ、
ギターを頭の上に持ち上げてジャカジャカ(←全然弾けてません)

 
 
しまいにゃもう、ギターを両手に抱えて、歯で。
 
 
 
両手に抱えたギターを前歯で、ジャカーンジャカーンと。
ギターに噛みつくがごとく、ジャカーンジャカーンと。

ひとり、バカみたいに暴走しておったワケです。いや、バカなんですけど。
 
 
 
で、オレがひとり前歯でジャカンジャカンやっておったら、テツ。
 
 
 
 
 
 
「おい、ちょっと待て、ゲルタ!!」
 
 
 
 
 
 
何?「待て」だと?
このロックし出したオレに向かって「待て」だと?
「走り出したら止まらない土曜の夜の天使」と言われる、
このオレに向かって「待て」だと?

ハァッハッハーッ!!
ロックし出したオレは、誰にも!!
ロッキンなオレは、誰にも止めることはできやしないぜっ!!
 
 
 
 
 
 
「いや、そうじゃなくて」
 
 
 
 
 
 
「そうじゃなくって」ってなんじゃコラ!!
ドント・ストップ・ミー・ナウだぜ!!
 
 
 
 
 
 
「いや、あの、」
 
 
 
 
 
 
なんじゃ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「いや、なんか、消えたよ?
 なんか、前歯が無くなったよ?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
え?(←簡単に止まった)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「前歯が無くなった」と聞いて驚いたオレ、
恐る恐る自分の顔を鏡に映して「ニッ」って、
鏡に向かって「ニッ」てやってみたら。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
差し歯である前歯が抜けておるではありませんか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
えーっ、マージーでーっ!!

え?
ちょっと待って!!
ちょっと待って!!
ちうか、差し歯どこ?
オレの差し歯、どこに落ちた?

もうオレ、探す探す。

抜けた差し歯、探す探す。

なんかもう、
「なんだこのギター、ジャマくせぇな!!」なんつって、
ギターをどかして差し歯を、と、思ったら・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
カラカラ・・・カラン
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
テツくんっ!!
おい、テツくん!!
 
差し歯、発見しましたっ!!

オレの差し歯、 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アコースティックギターの穴から中に入っておりましたっ!!

アコースティックギターの穴に、ホールインワンしとりましたぁーっ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そんなオレを見て、テツは言いました。

 
 
 
 
 
「すげぇ・・・
 なんか知らねぇけど、すげぇモノを見た気がする・・・」
 
 
 
 
 
 
だからオレは、言いました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「パンク・ロックって、こういうことでしょ?」
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「いや?・・・違う?・・・かな?」とはテツの談。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
本日はワタクシの誕生日。
 
会社の男の子から、「ゲルさん、これ、プレゼントっす」と、
ナゼか、AKB48の写真集をもらってしまいました。
 
 
 
 
 
 
 
 
っちうか、ナゼ?
ナゼにAKB?
 
 
 
「いやー、なんか、好きそうかなぁって思って」
 
 
 
どうしてそう思う?
どうして、オレがAKB好きだと思うのだ?
ソレを教えろ!!

オレは一度もAKBを好きだと言ったことも無いし、
会社の中でAKBを話題にしたことも無いハズだ!!
そんなオレを、どこからどー見て「AKB好き」だと判断したのか!!
どこからどー見て「AKBが好きそう」と思ったのか。
ソレを教えてくれ!!
 
 
 
「あ、やっぱ要らなかったっすか?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
誰も要らないとは言ってねぇだろうが。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
っちうか、イイね!!
AKB48、スバラシイね!!
なんなんだ、この可愛らしさは!!
誰が誰だかよくわかんないけれど、みんなスバラシイな!!
今、オレは自分自身を初めて知ったよ!!

オレはAKB48が大好きです!!

ナイス判断だぜ後輩!!
 
 
 
「あ、ありがとうございます」
 
 
 
ヒャッハー!!
ジュースおごってやるぜジュース!!ハァッハッハー!!
 
 
 
「マジすか?
 じゃ、ペットボトルのコーラいいすか?」
 
 
 
あ?120円までに決まってんだろテメェコラ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まぁ、そんな感じでワタクシ、
本日、ウカレポンチな37歳になってしまいました。
ハッピバースデイ、オレ。

っちうか、どーなんですか。
このオレが37歳ってどーなんですか。

いや、ベツに歳を重ねることに抵抗があるワケではなく。

ただ、なんちうか、
37歳にしてこのウカレポンチ具合ってどうなのか、と。

だってアレでしょ?
世間一般的に37歳ってのは、
AKB48を見てヒャッハーとかは言わないんでしょ?

ちうかですね。
オレが小さい頃の昔に想像してた37歳の自分ってのは、
こんなヒャッハーとか言ってる37歳ではなかったワケですよ。
なんちうか、もっとこう、
歳相応の貫禄ってのが備わっているハズだったのですよ。
なんかこう、「課長・島耕作」的な?
ソレがなんか現実は、AKB見てヒャッハーだもんなぁ。

そういや、SMAPさんの曲で・・・なんつったっけかな、あの歌。
あ、「夜空ノ向コウ」だったかな。
「♪あの頃の未来に僕らは立っているのかな」って歌詞がありましたよね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
全然立ってねぇな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ズレてる!!
立ち位置ズレてるよ、オレ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まぁ、こんなこと言いつつも、
そんなヒャッハー言ってる自分がキライではないのですがね。

ヒャッヒャッヒャ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「持つべきものはやっぱり友人だな」と、つくづく思うのです。

ソレもできれば、バカな友人。

バカな友人たちとバカな話をしている時間、これがいちばん楽しい。

高校一年の春にはじめて出会ってから今に至るまで、
思えば20年以上も、こうして何かと集まってはわいわい騒いでる。

みんなそれぞれ社会的な責任や家庭での立場、
そういうものを抱え込んでいるのだけれど、
この時間だけはそういうモノから解放されて、バカな話に花を咲かせる。

これがいちばん、楽しいのです。
 
 
 
 
 
 
「そういや昔さ、先生に数学の教科書投げつけたよね」
 
この話も、みんなが集まれば何回もしているのです。
オレが先生に向かって教科書を投げた事件。

「あー、数学じゃなくて国語だね」

オレもこの話になるたびに毎回「国語だね」と言っているのです。

そしてみんな毎回、この話で大笑いする。

いや、オレの話だけじゃなくて、
みんなそれぞれネタになる話をひとつは持っていて、
みんなであつまるたびにその話をして大笑いする。

ソレは単に昔を懐かしんでるのか、
ソレともそこには、「あの頃に戻りたい」という
諦めの感情に埋め尽くされたた最後の悪あがきがあるのか知らないけれど、
みんな、昔の話をよくするのです。
 
 
 
 
 
 
「アルバイトは禁止だったけれど、学校の近くのガソリンスタンドで
 隠れてバイト始めたら、始めて2日目に先生に見つかって停学」

これは、テツの話。
 
 
 
 
 
 
「髪を自分で剃ってモヒカンにしたら、頭全体がカミソリ負け」

これは、タカの話。
 
 
 
 
 
 
「よそのクラスの気に入らないヤツを潰したら、
 そいつの親がヤクザで、恐くなって一週間学校を休んだ」

これはヤスの話。
 
 
 
 
 
 
「泥酔して、気が付いたらパンツを履いていなかった(オレらが脱がした)」

これはカズの話。
 
 
 
 
 
 
「カラオケ屋で大学生相手に大乱闘」

これはみんなの話。
 
 
 
 
 
 
「そういやさ、ライター事件ってあったよな」

誰かが言った「ライター事件」、これは、オレの話。
 
 
  
「あれだべ?モップ燃やしたやつ」
 
 
 
そう、オレが学校のモップをライターで燃やしてしまった「ライター事件」。
 
 
 
 
 
 
どんな事件かを詳しく言うと、
4時間目の授業、すでに昼休みのチャイムが鳴ってるのに
先生がなかなか授業を終わらせなかったために、
当時ダイスキだったパンを買い損ねたオレがなんだか怒り狂って、
教室のベランダにあったモップのフサフサ部分をすべて、
ライターで燃やしてしまったという事件。

ソレはすぐに先生に見つかって、
「犯人は誰だ!!」ってことになり、オレが名乗り出たワケですけど、
そしたら先生は、

「どうしてオマエはライターなんか持ってるんだ!!」と。

ソレはもちろん、当時からタバコを吸ってたからなワケですけど、
たまたまその時はちょうどタバコを切らした時で、
身体検査をされてもライターしか出てこなかったワケで。

で、先生にグーで殴られて胸ぐら掴まれて
「このライターは何に使うんだ!!」と言われたオレは、
クラスのみんなが見守る中、先生の顔に自分の顔を思いっきり近づけて睨み、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「お線香に火ぃつけんだよ!!
 これからお墓参り行くんだよ、文句あんのか、あぁ?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そんな昔の話をしては、みんな、口々にこう言うのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「不良のクセに“お線香”て」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そしてみんなで大笑いするのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「あー、覚えてるよ。
 いやー、あの時は本当にぶっ殺してやりたかったんだけどな」

 
 
オレらの中に加わってその話を聞いていた、
今年で定年退職になった当時の担任は、酒をのみながらそう言って、笑うのです。
 
 
 
「ほんと、オマエらは最悪だったからな。
 オレの教師生活でいちばん最悪だったな。
 だから、いつまでも覚えてるんだけどな」
 
 
 
そう言って、笑うのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「今更だけど先生、あの時はホントにゴメン」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そしてまた、みんなで大笑いするのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そうですか。
ジャイアンツの木村拓也コーチが天に召されてしまいましたか。
 
 
 
ただただ、残念。
 
 
 
キムタク(木村コーチの愛称)さんの残した記録はほとんど知らないけれど、
キムタクさんは、間違いなく野球好きの記憶に残る選手でしたね。

オレも、彼の「投手以外ならどこでも守れる」という
根っからの野球小僧みたいなとこが好きだったんだけどなぁ。
ソレもこれも、「体格に恵まれない選手が試合に出るため」だったワケですけど。
そういうとこ、好きだったんだけどなぁ。
ジャイアンツが好きではないオレにしては珍しく、
ジャイアンツに移籍してからも好きな選手だったんだけどなぁ。
 
「投手以外ならどこでも守れる」ってことは、
それだけ彼の野球に対するセンスが高いワケで、
そういう人物がコーチになるということは、
これからのプロ野球の財産になると思ってただけに、ただただ、残念です。
 
 
 
野球好きのみなさん、今日はアレですね。
全国の野球好きをシビレさせた、あの「キャッチャー・木村拓也」を観て、
彼の野球人生を胸に刻みましょう。

そして、ご冥福を祈りましょう。
 
 
 
【キャッチャー・木村拓也】
http://www.youtube.com/watch?v=B2cw4IEhkHQ&feature=related
 
 
 
キャッチャーマスク被る彼に、
オレ、テレビの前でシビレたんだよなぁ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
世間って、狭いですね。

やー、ホント、世間って狭いですわー。
オレ、ツクヅク思いましたもん、「狭いなぁ」って。
 
 
 
 
 
 
や、どうしてそんなんをツクヅク思ってるのかと言えばですね、昨日の合コン。
昨日の合コンの対戦相手に、知ってる女子がいたという。
っちうか、「知ってる」ちうか、
「お世話になった女子」って言ったほうが正しいのかな?

看護婦さんなんですよ。
オレがいつも通ったり入院したりしてる病院の看護婦さん。
 
や、昨日の対戦相手はエステティシャン軍団だったワケですが、
その中の若干一名、
若干一名は、正しく言うと、
「そのエステに客として通っていて、店員と仲良くなった看護婦さん」
だったワケなのですよ。

で、その看護婦さんに、オレは、お世話になったことがあるという。
 
 
 
 
 
 
と、まぁ、さっきからオレ、「お世話になった」と言っておりますが。
じゃ、いったいどんなふうに「お世話になった」のかと言えばですね。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
浣腸(極太)。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
昔オレは、この看護婦さんに浣腸(極太)をされたことがあるのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
や、昔オレが入院してた時、大腸カメラの検査をすることになったのですよ。
肛門からカメラを入れて腸の中を見る検査。
ソレをやることになったワケですよ。

で、その検査の前準備として、腸の中を空っぽにするために
前夜に大量の下剤を飲むワケですが、
オレ、その大量の下剤を飲んでも、
腸の中がまだ完全に空っぽにならなかったのですね。

ちうことで、じゃ、浣腸しようか、と。

浣腸して空っぽにしましょうか、と。

で、先ほどの看護婦さんと一緒に
トイレの個室で浣腸をすることになったのですが。
 
 
 
その浣腸の仕方がさっ!!
その浣腸されるオレのポーズがさっ!!
 
 
 
なんかね、看護婦さんが言うワケですよ。
「足開いて壁に両手をついて、お尻を突き出してねー」って。
 
 
 
わかります?
このポーズわかります?

ちょうどアレ。
なんちうか、アメリカの警察が、犯人に対して
「マタを開いて壁に両手をつけ!!」っつって所持品検査するじゃないですか。
あのポーズなワケですよ。
オレはそのポーズをさせられたワケですよ。
ただ、ひとつだけ違うのは、アメリカの犯人は所持品検査だけど、
オレは、浣腸(極太)だったということ!!
 
 
 
でさ、きっと多くの人がそうだと思うんですけど、
肛門見られるのって、異様に恥ずかしいじゃないですか。
なんちうか、チンコ見られるより恥ずかしいじゃないですか。
オレ、至近距離で見られちゃったワケですよ。
や、看護婦さんだってベツにそんなん、見たくもないと思いますけどね。
でも、振り返って見ると、
看護婦さんがオレの肛門に熱視線を送っていたワケですよ。
その、真剣な眼差し。
オレは忘れることができなかったのですよ。
  
その看護婦さんが!!
今、その合コンに!!
 
 
 
 
 
 
 
 
その看護婦さん、ちょっと遅れてきたのですけどね、
遅れて部屋に入ってきた途端、顔を見てオレ、すぐにわかりましたもん。
 
 
 
(あっ!!浣腸の人!!)
 
 
 
や、「浣腸の人」なんて言われたくないと思いますけどね。
オレの記憶の中でその看護婦さんは「浣腸の人」以外の何者でもないから、
すぐに「浣腸の人」って頭に浮かびましたもん。

で、オレ、すぐにトイレで友人テツに、
「遅れてきた人、看護婦さんだぞ!!」
 オレ、あの人に浣腸されたことあるぞ!!」つったらテツ、
ゲラゲラ笑いながら
「大丈夫、昔のことだから覚えてないよ」なんて言ってたのですけどね、
いざ、席に戻ってみるとですね、その看護婦さんがツツとオレに寄ってきまして。
 
 
 
「ゲルタくんだよね?」
 
 
 
ああ、覚えてる!!
やっぱ覚えてる!!
 
 
 
「お腹、大丈夫なの?」
 
 
 
完璧に覚えられてる!!
どこが悪いかまで覚えられてる!!

やっぱもう、何回も入院してるもんですから。
すでに名前も顔も覚えられていたという。
 
 
 
だからオレ、恥ずかしかったのですけど、
ちょっと訊いてみたワケですよ。

「昔オレ、アナタに浣腸を・・・」

そしたら看護婦さん、
 
 
 
 
 
 
 
 
「ああ、したねー」
 
 
 
 
 
 
 
 
クール!!
超クール!!
 
 
 
 
 
 
 
 
もうオレは、
オレの隣に「オレの肛門を見た人がいる」ということで
頭がいっぱいになってしまい、みんなが盛り上がる中、
その盛り上がりにも加わらずひとりでどよ~んとなってしまったという。
 
 
 
 
 
 
 
 
や、ソレでですね。
また初めの「世間って狭い」って話に戻るワケですけどね。

人の一生の中で、他人に肛門をまじまじと見つめられることって、
そんなに無いじゃないですか。

逆に言えばですね、自分の肛門を見た人ってのは、
世の中に数えるほどしかいないワケじゃないですか。

それが、ホンットに偶然に、肛門を見た側と見られた側が
合コンという場で再会してしまうってのは、
やっぱ、「世間って狭いんだなぁ」というね。

まぁ、オレ、そんなことを昨日からですね、思っているワケなのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
合コン、なんだそうである。
 
さきほど突然きた連絡によると、
明日、テツ主催の合コンが開催されるのだそうである。
 
話を聞くと、相手はエステティシャン軍団らしい。
 
まぁ、こういう話はそうそうあるもんじゃないから、オレとしてはひとつ、
気合いを入れてとりかからねばイケナイところなワケですが、
そういう時に限ってオレ、
 
 
 
 
 
 
 
 
前歯が無い。
 
 
 
 
 
 
 
 
いや、一昨日です。
一昨日の話なのです。

オレの前歯は昔、バイクでコケた時に折ってしまい、
さし歯になっておるワケなのですけど、
一昨日、なんかしらんがソレが抜けたのです。

で、抜けたさし歯をポケットに入れておいたらどこかに落としてしまった。

急いでいつもの歯医者に予約を入れたのだけれど、
予約をとったのは来週の月曜日なのです。

だから明日の合コン、
オレは歯ヌケの状態で臨まなければならなくなったワケなのですが。
 
 
 
 
 
 
 
 
しかも、ソレだけではなく。
歯ヌケのオレ、歯が抜けたているだけではなく。
 
 
 
 
 
 
 
 
眉毛も無い。

 
 
 
 
 
 
 
眉が無い。
現在のオレ、眉毛が無いのです。

いやぁもう、これはなんてんでしょうね。
「魔がさした」としか言いようがないワケですがね。

自分でね、剃っちゃったんですよ、眉毛。

アホだと思いますか?
オレは思いますよ。

やー、なんかですね、オレ、眉毛が濃いのですよ。

油断して、長さとか濃さをうまいこと手入れしてあげないと、
とんだボーボーの極太眉毛になってしまうワケですよ。
油断してると平気で右と左の眉毛が繋がりますからね。

これをオレは「眉毛に爆弾を抱えている」と言ってるのですがね。

その爆弾を抱えた眉毛をこないだ、手入れしておったのですね。
で、ハサミでチョキチョキやっておりましたら急に、
急に頭に、ふと浮かんだのですよ。
 
 
  
「剃ったら、どうなるのかな?」
 
 
 
いや、わかんない!!
どうしてそんなことが頭に浮かんだかわかんない!!

でも、一度浮かんでしまったら、やりたくなってしまうのがオレの性分。
 
どーせ毎日、家と会社の往復だけだしね。
眉毛が無かろうが、ベツにたいして問題じゃねぇだろ、なんつって。
そんなん思っちゃって。

しかも、
しかもソレが、ナミとのお別れの前日だったのです。
 
 
 
「眉毛無くなったら、ナミにウケるかな?」
 
 
 
身を犠牲にしても一笑を求めてしまう、ソレもオレの性分!!
 
ウケたよ?
確かにウケましたよ?

シンミリしがちなお別れの日に、
ナミはもう「アホだアホだ」言ってギャーギャー爆笑して去っていきましたよ?
 
確かに目的は達成できましたよ?
 
 
 
 
 
 
 
 
でも、どうすんだコレ。
 
 
 
 
 
 
 
  
前歯と眉毛が無ぇって、一体どうすんだ、オレよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
そんな自分の顔を鏡に写してみると・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
キャァァァァッ、極悪人!!
 
 
 
 
 
 
 
 
なんかもう、中毒な感じの顔なのですわ。
なんちうか、明らかになにかしらの薬物の中毒的な感じの顔なのですわ。
や、中毒じゃないですけどね?

ちうか、4、5人殺っちゃってる顔。

いや、殺ってないですよ?
実際には殺ってないですよ?

でも、顔だけで判断すると確実に殺ってる顔。
 
 
 
 
 
 
 
 
そんな状態のオレに突然降ってワいた合コンの話・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
敗戦、確実でしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
一日の職務が終わって勤務部屋から出る際、
「お先に失礼します」とか「お疲れ様でした」とか言う代わりに
 
「さよなら」

お互いに寂しく挨拶するのが、オレとナミの間での別れの挨拶である。

もちろんフザケてるワケで、
オレが「ナミ、さよなら・・・」とセツナサたっぷりに言うと、
ナミはまた、「ゲルさん、さよなら・・・」と返す。

その後は互いにウヒャヒャと笑い合って帰るのだけれど、
まさか、その「さよなら」が現実になるものとは思ってもいなかった。
というか、“いつかは来るだろうと思っていた「さよなら」”が、
こんなにも突然、そして、こんなにも早くやってくるものだとは
思ってもいなかった。

  
 

 
  
4月1日付人事異動で、ナミが県外に転勤することになったのである。
 
 
 
 
 
 
オレとナミは仲がよかった、と思う。
ふたりでボードにも行ったし、スケボーを教えたりしたし、
競馬に行ったりしたし、美術館にも行ったし、
何もなかったけどウチに泊まったこともある。
よく遊んだのだ。

そのナミが春からいなくなる。

オレにとってナミは、貴重な人間であった。
男とか女とか、そういうのを超越したところにある人間だった。
ナミは、オレと同じ空気を持っていた。
オレは、ナミに同じニオイを感じていた。

そのナミが春からいなくなる。
 
 
 
 
 
 
週末、そんなナミの送別会があった。

その送別会に、20人ほどいる同じ職場の人間が
誰ひとりとて欠けることなく参加したのは、
ナミが、その人柄でみんなに好かれていたことを物語る。

送別会は大いに盛り上がり、
最後にナミは、花束だのプレゼントだので両手がいっぱいの状態になっていた。

オレからは、バッグを贈っている。
以前、ナミが「欲しいなぁ」と言っていたバッグ(Lサイズ)の、
小さい版(Sサイズ)。

ナミはソレを見て、「ゲルさん、これ、小さいよ!!」と言う。

ソレを聞いてオレはナミに「キサマ、甘えるなよっ!!」と言う。

そしてふたりで笑う。

まわりの人は、その笑いの意味がよく解らないらしく、
なんかキョトンとしていた。
 
 
 
 
 
 
送別会が終わり、会場を出た時、オレは車のカギを無くしたことに気付いた。

そして、カギを探しにあちこち彷徨い、
やっとのことで見つけたのだが、
その時すでに時間は、送別会が終わってから1時間は経っていた。

「みんな、2次会とか行ってんのかな」

そんなこと思いながら片手にカギをしっかり握って、駅を歩く。

と、駅に隣接したファストフードの店の窓際の席に、ナミがいるのを発見した。
ナミはナゼか、ひとりである。

オレは店に入り、ナミに「何やってんの?」と言いながら隣に座る。
するとナミは、「電車の時間だからって言って抜けてきた」と言う。

「なんか今、いろいろ面倒でしょ?」
 
 
 
 
 
 
ジツは今、ウチの職場は真っ二つに分かれている。
職場の女子に2つのグループがあって、そこが何やらモメているのだ。
まったく情けない話なのだが、そのモメゴトは男子にも影響して、
職場内に2つの派閥が出来てしまった。
オレやナミ、大人しいトッちゃんなどの数人はその、どちらの派閥にも属しないで
「そんなん関係ねぇよ」的な中立な立場でいたのだが、
その派閥は、送別会の日に派閥ごとに2次会があって、ナミは、
その2つの派閥から誘われたものだから、面倒になって抜けてきたのだ。

「たつ鳥、後を濁さず」と言うけれど、
鳥がたつ後に残される側が後を濁して、さらにソレを送別会当日まで
引きずっているだなんて、まったく情けない話である。
一発ずつケリを入れてやりたいところだ。
 
 
 
 
 
 
そして、みんなから抜けたナミはひとりでハンバーガーを食べていて、
カギを無くして彷徨っていたオレと偶然に遭遇した。

オレが「電車は?」と訊くと、ナミは、「終電まで3時間かな」と言う。

なので、ふたりでカラオケに行った。

ふたりで順番に歌い始めると、次々に自分の番がまわってくるから忙しい。
ふたりとも、すぐにヤメテしまった。

 
 
あとは、ただなんとなくダラダラと喋っていた。
 
 
 
つい先日、スキー場に行ったこと。

足がリフトに挟まってパニックになったオレが、係員に、
「助けてください!!」と、某「~叫ぶ」みたいに叫んだこと。

スケボーでオーリー(ジャンプ)する時の足の位置はどうすればいいのか等々。

途中、タケから「今、女子と飲んでんだけど」と誘いが入ったが、断る。

「行ってきていいよ」とナミは言うが、「興味ない」と答える。
ホントは興味あるけど。

でも、オレにとってその時に大事なのは、
そこらの女子ではなく、そこにいるナミの存在であるから。
 
 
 
 
 
 
ナミが「ちょっと早いけどそろそろ駅に行こうかな」と言うのでカラオケを出た。

途中、歩きながらふざけて、
お互いにいつもの調子で、「さよなら」と言い合った。
 
 
 
 
 
 
「ゲルさん、さよなら」

「ナミ、さよなら」

「サヨナラ」

「サヨナラ」

「さよなら・・・」

「さよなら・・・」
 
 
 
 
 
 
と、突然ナミがひっくひっくと泣きだした。
はじめは笑っていたはずなのに、立ち止まって泣きだしてしまった。

オレはすっかり焦ってしまい、「オマエ泣くなよ」と言う。

しかしナミは、泣く。

なのでオレは

「アレだよ?
 さよならっつったって、このさよならはアレだよ?
 “♪さよならはわかーれーのー言葉ーじゃなくーてー
   再び会うたーめーのー遠いーやくそーくー”的なさよならだよ?
 いわば“薬師丸的さよなら”だから。
 確実に次に会うことを前提としてのさよならだから。
 だから、泣くことはねぇよ」

薬師丸ひろ子のモノマネ入りで言った。
ひろ子のモノマネが、その時のオレの精一杯。全然似てないけど。

ソレでもナミは立ち止まったまま、顔をクシャクシャにして泣いていた。

だからオレは、

「ソレ以上泣くな!!
 ソレ以上泣くと、オレも泣くぞ!!」

脅してもみた。

そして、

「ソレ以上泣くと、顔がブサイクになっちゃうから!!
 あ、ナミさんマズイですよっ!!
 ブサイク度がかなり上昇してきましたよっ!!」

するとナミは、「うるさいっ!!」と言い、泣きながらケリを出してきた。
スポーツ好きらしく、腰の入ったいいケリである。

その時のナミの顔は泣いてクシャクシャで、
ブサイク度がかなり上昇していたのだけれど、
オレは、そのクシャクシャなブサイク顔のナミを初めて、カワイイと思う。
 
 
 
 
 
 
少し落ち着いたナミは、「じゃ、行きます」と言った。
 
 
 
 
 
 
「とりあえず、来週の3日間はこっちに来るから。
 まだ最後じゃないもんね」

「うん。だから泣くこと無い」

「じゃ、今日のところはひとまずさよならで」

「おお、さよなら」

「さよなら」

「さよなら」

「サヨナラ」

「サヨナラ」

「さよなら・・・」

「さよなら・・・」

 
 
 
 
 
いつもの調子で「さよなら」を言い合う。
するとナミは、言った。
 
 
 
 
 
 
「アレだよ?
 これは“薬師丸的さよなら”だから。来週も会うんだし」
 
 
 
 
 
 
「そんなことはわかっているのだ」と、オレは思った。
 
 
 
 
 
 
そしてソレは、
今日の「さよなら」だって、来週の「さよなら」だって、
オレとナミの間にある「さよなら」は、
オレがオレであって、ナミがナミである以上、いつでも、
「“薬師丸的”なのだ」と、オレは、思った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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