毎週毎週、全国のあちこちから放送してる国営放送の『のど自慢』、
本日の放送は、ウチんとこの隣町からの放送だったりします。
 
 
 
前にも言いましたがワタクシ以前、『銀河鉄道999』で予選に参加するも、
歌詞を忘れてサビを「ニャニャニャ」で歌うという大失態を犯しまして、
当然、本選に残れるはずもなく、涙をのんだという過去があるワケですが。

今回、ウチんとこの隣町での放送ということで、
昨日、その予選会に「今度こそは」と意気込んで参加してきたワケですが。

その結果。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
再び落選っ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
くぅぅ、ムヅカシイぜ、のど自慢!!
キビシイぜ、のど自慢!!
 
さすが全国放送ですなっ!!
人気番組ですなっ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
やー、しかし今回ワタクシ、
この予選会に出場するにあたって、いろいろ考えておったワケですよ。
「何を歌おうかな」とか、いろいろ考えたワケですよ。

や、前はいちおう、「ルパン三世のテーマ」か、
「なごり雪」か、「木綿のハンカチーフ」のウチのどれかにしよう、
なんて考えておったワケですが、
「なんか、他の出場者とカブリそうだな~」なんて思いまして、
またイチから考え直しておったのですよ。

や、あの予選で歌う順番ってですね、あいうえお順なんですよ。
曲名のあいうえお順で、予選で歌う順番が決まってくるの。

だから、人気がある曲で、多くの人がその曲を選んだりすると、
予選で同じ曲が何人も続いちゃうワケなんですよ。

そうすると、印象が弱くなっちゃうでしょ。

昨日も、エグザイルのナントカっちうバラード、何回も何回も繰り返してたもん。
もう、エグザイルばっかでキモチワリィよ、って。
ちうか、全員まとめて歌っちゃえよ、って。
何回も何回もエグザイルの同じ曲だから飽きちゃって。
 
 
 
で、まぁ、そのへんの事を考えて、
「他の人とカブラないように」ってことを考えて、オレ、
ある曲を歌うことに決めて昨日、予選に出場し、
そして、予選でオレが歌う順番まであと1人、ってとこまできたワケなのですが。

そしたら、オレの前の人。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「25番、草原のマルコ」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
か、カブッたっ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
えー、マジでー!?

アレだぜ?
「草原のマルコ」って、『母をたずねて三千里』の曲だぜ?
「♪ さぁ、出発だ 今、陽が登る
  希望の光両手につっかっみー
  ポンチョに夜明けの風はらまっせってー」ってアレだぜ?
 
 
 
そんなん、予選で歌う人が他にいようとはっ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「26番・・・そ、草原のマルコ・・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
しかもなんか、
オレの前にマルコ歌った人、予選に合格してたし。

今日の本選に出場してたし。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オレ、完敗。

もはや自信喪失です・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
サッカー ニ 思ウ。
 
 
 
 
 
 
Jリーグ、ベガルタ仙台vs大宮アルディージャの試合を
観戦しに行ってまいりました。
 
 
 
 
 
 
ベガルタの試合は去年、いちど行って以来、今回が2回目。
ワタクシ、とくに熱心なサポーターというワケでもないのですが。

ただ、去年観戦した時、
背番号33番ナジソンという選手のアザヤカなゴールを観て感動し、
まったくのイキオイで、
ナジソンの番号の入ったレプリカユニフォームを衝動買いしてしまった、
という経緯がありまして、今回、そのナジソンのユニフォームを着こんで、
ベガルタのサポーター席に潜入してきたワケですが。
 
 
 
 
 
 
 
 
しかし、アレ。
ワタクシ、サッカーの試合をスタジアムだのTVだので観るたび、
いっつも思うことがあります。
「どうして、そうなの?」って、いっつも思うことがあります。
 
 
 
 
 
 
 
 
例えば、
「スローインの時、どうして素直にボールを渡さないのか」
 
 
 
や、なんかですね。
例えば試合中、ボールが横に出るでしょ。
そうすると、スローインになるワケです。両手でポーンて投げる。

そん時、片方のチームがボールを掴んでて、
審判が「違う、アンタのチームじゃなくて相手チームのスロー」って指摘すると、
そのボールを持ってるヤツって、絶対に、
相手チームに素直にボールを渡さないですよね。

なんちうのかな。
 
 
 
ボールを相手に手渡すフリをしといて、直前に地面に落としたり。
 
 
 
手渡すフリをしといて、わざわざ後ろに投げちゃったり。
 
 
 
おいおいキミたち、性格悪いなオイ、と。
スポーツマンシップ皆無だなオイ、と。
 
アレ、いっつも思うのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
あと、アレ。
「シュートを外した選手が、クロスを上げた選手に向かって親指立ててるけど、
 クロスを上げた選手はムカつかないのか」
 
 
 
なんちうの?
こう、味方がゴール前にいいクロスを上げるワケですよ。
もう、FWの選手がゴール前で完全にフリーの状態とかで。

そんで、
いいクロスが上がった!!

FWの選手がシュートした!!

外した!!

そうなるでしょ?
日本代表でよく観る光景ですね。

あん時、そのシュートを外した選手が、
いいクロスを上げてくれた選手に対して両手をパンパンと叩いて親指立てて、
「グゥ~」みたいな仕草をするワケですよ。
「いいクロスだったぜ」みたいな感じで「グゥ~」ってやるワケですよ。

ソレ。

 
 
「グゥ~」ってやんなら外してんじゃねぇよ、と。
 
 
 
外したクセにエラそうに「グゥ~」ってやってんじゃねぇよ、と。

 
 
いいクロスを上げた選手は相当ムカつくと思うのですが。
オレだったらチョップすると思いますもん。チョップ。

アレ、いっつも思うのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
あと、アレ。
「サポーターはどうしてすぐ、上半身裸になりたがるのか」
 
 
 
一部に絶っっっ対にいますよね、上半身裸のサポーター。
何?アレは「気合い入ってるぜー!!」的なことなのかな。

昨日もいたワケですよ、上半身裸のサポーター。
上半身裸で、ウォーウォーウォーウォー歌っておるワケですよ。

まぁまぁ、ソレは確かに、気合い入ってる感じだったのですけどね。
しかし。
 
 
 
ここは東北だぜ?と。
 
 
 
スタジアムにまだ、雪、残ってるぜ?と。
 
 
 
しかもその人がまた、ヒョロッヒョロでガリッガリで、
なんかもう、アバターみたいになってるワケですよ。
アレね?映画のアバター。
作品賞獲り逃したアバター。
や、かく言うオレもガリガリなんですけど。
 
「なんだ!?キミはアレか、アバターか?
 あのヘンな恐竜みたいなヤツに乗って飛んだりするのか!?」

・・・まぁね。
映画観てないんで、そのくらいの知識しか出てこないんですけどね。
オレ、その裸のサポーターに対してそんなん思うワケですよ。

で、オレ、そのアバターが気になって気になって仕方なかったんで、
そのアバターの近くに行ってみたのですね。
もっと間近でアバターを見てみようと。

そしたら。
 
 
 
唇、紫色。
 
 
 
おいおい、無理するなアバター!!
生死にかかわる問題だぞ!!
キミはアバターみたいだけどアバターじゃないんだぞ!!
人間なんだぞ!!
 
 
 
しかもアバター、寒くて乳首立ってたし。
 
 
 
や、このアバターは極端な例ですけど、
サポーターの中の一部に、すぐ裸になりたがる人、いますよね。
はたしてどうしてなんだろうと。

アレ、いっつも思うのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
と、まぁ。
そんなこと考えたりしながら、Jリーグの試合を観戦してきたワケですが。
 
ナジソン選手のユニフォームを着て行ってきたワケですが。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ナジソン、退団してた・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
左手がこんなんだから、仕事中は主に、電話番をしております。
 
 
 
いや、できんのよ?
パソコン操作とかできるんですよ?

でもみんな、気を使ってくれて、
「ゲルさん、俺がかわりにやっておきますよ~」なんつって、
代打的に仕事をしてくれまして。

もう、アリガタイったらありゃしないワケでして。

なもんで、オレも「何かみんなの役にたたなきゃイケンだろ」ということで、
電話がかかってくることが多いウチの職場で、
「1日30件」を目標に電話番をしております。
 
 
 
で、電話番をしておるワケですが。
 
 
 
なんちうか、電話に出まくってて改めて思ったのですけど、
礼儀を知らないヤツって多いですねぇ。
ホント多い。

や、ウチの職場っちうのは
県内にある同会社の支局を指導、統括してるような位置にありまして、
主に、その支局の局長から問い合わせの電話がかかってくるんですけど、
ホントね、礼儀知らずって多い。

まぁ、相手は局長なんで、
オレらなんかより役職上は全然エライからかもしんないし、
同会社だからってことでヘンに馴れ馴れしくしてんのかもしんないですけど、
ホントね、同じ会社の人間として情けなくなんのね。

電話してきといて名乗らないとかアホかと思いますもん。
 
 
 
今日も電話とったら、アホがいたワケですわ。

こっちが
「お電話ありがとうございます。
 ○○××□□事務センター、わたくしゲルタでございます」
そんなん電話とった途端にアホが、
 
 
 
「あ~、ちょっと訊きたいんだけど」
 
 
 
アホかテメェ、アホか!?
こっちが「わたくしゲルタでございます」なんつって
クソ丁寧に出てんだからまず名乗れよアホンダラ!!
 
 
 
ワタクシちょっとプチッときたのですが、まぁまぁまぁまぁ、と。
まぁまぁまぁまぁ、怒るなオレ、と。
まぁ、相手はどこかの局長なんですがね。

で、ソイツの「訊きたいこと」っちうのを聞いたワケなんですが。

ソイツの「訊きたいこと」っちうのは、
パソコンで操作する、会社のシステムの入力のことでして。
その操作の仕方がわかんない、とのことでして。
や、説明書とか各局に置いてあるはずなんですけどね。
しかしソイツは、「わかんない」「説明書なんか見たことない」
そんなんばっかり言ってるものですから、
オレはソイツの横柄な態度にムカツキながらも
懇切丁寧に教えておったワケなのですが。
 
 
 
「あ~~~、全然わかんない」
 
 
 
あぁん?
ナゼにわからん?
ちうかオマエ、理解しようとしてねぇだろ!!
 
 
 
それでもオレ、頑張って教えてたのですが。
ちうか、すごい簡単なことなんですよ?
その簡単なことをオレ、これ以上ないくらいに丁寧に教えてたのですが。
 
そしたらソイツ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「オマエ、説明ヘタクソだな。
 もっと説明上手い人いるだろ。かわって」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
ブチッ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あぁぁぁぁぁぁん!?

なんつったコラ?
テメェ、今、なんつったコラ!?

そりゃ確かに、オレの説明はヘタクソかもしんねぇ。
でもな、どんだけエラかろうが、
質問しておきながら、答えようとしてる人間に
その言い方は無ぇんじゃねぇかコラ!!

質問してきたクセにエラそうにしてんじゃねぇよ、と。
キサマはどれだけ礼儀知らずなんだ、と。

「礼儀を尽くさないヤツに尽くす礼儀はない」って三国志の張飛も言ってるぜ。
オマエは横山光輝版『三国志』を読んどらんのか、と。
 
 

ちうかテメェ、ブッコロス!!
 
 
 
ワタクシもう、完璧に頭にきてしましまして。
ワタクシもはや、仕事なんか関係なくなってしまいまして。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「ああ?
 さっきからなんなんだアンタの態度はおいコラ。
 人に質問すんならそれなりの態度があるんじゃねぇのかコラ。
 アンタが局長でどんだけエラかろうが関係ねぇんだよ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ブワーッと。

ブワワーッと言ってしまいまして。

さらに。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「つーか、アンタ誰だよ?
 質問する時はまず自分が名乗るのが礼儀じゃねぇのか?
 まだ名前聞いてねぇな?アンタ誰だよ?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オレがそんなんブワーッと言ったら、
そしたら相手もかなり熱くなったみたいでして。

「ああ?オレは○○局の―――」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ガチャ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
名乗り始めたところで、ガチャ。
受話器を、ガチャ。

強制終了。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
オレ、相手に名乗らせておいて、聞かず。(←礼儀知らず)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まぁ、そんな感じでワタクシ、日々を過ごしております。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
骨折。
 
 
 
左手人差し指と中指、骨折。
 
 
 
なんかですね。
会社で喫煙室に入ろうとした際、
オレの直前に喫煙室に入ったヤツが後ろにオレがいることに気付かず、
後ろ手に思いっきり喫煙室の引き戸を閉めやがりまして。

オレはその時、思いっきり閉められた引き戸を左手で止めようとしたのか、
自分でもなんかよくわかんないのですけど、思いっきり挟まれまして。
左手、引き戸に挟まれまして。
 
 
 
 
 
 
 
 
ギャァァァァァァッ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
そして、骨折。
 
 
 
 
 
 
 
 
まったく、不便な生活を強いられております。
 
 
 
 
 
 
 
 
しかも今月は事務繁忙期。
事務職で、毎日パソコンと格闘しておりますオレとしてはチョー不便なワケです。

なんせオレは、パソコンのキーボードは両手の人差し指だけで打つのですね。

ヘンなクセっちうか、
まぁ、ただヘタクソなだけなんですけど、
パソコン、両手の人差し指だけで操作するワケですわ。

あ、でも打ち込むのは早ぇのよ?
両手の人差し指だけなんだけど、打ち込むのは早いんですよ?
なんかもう、怒り狂いながら風の谷に向かう王蟲の足ぐらいの回転率で
キーボード上を動きますからね、オレの人差し指。
ナウシカ轢き殺すぜー的なイキオイで。
 
 
 
  
 
 
 
  
しかし、今!!
左手人差し指と中指を骨折してしまった今!!
 
 
 
 
 
 
 
 
単純に考えて、戦力的には半減ですからね。

ちうかもう、戦力激減。

アレ。
「わー、王蟲が来たー。王蟲が2、3匹くらい来たー」くらいに激減ですからね。
 
 
 
 
 
 
 
 
まったく、難儀しております。
仕事上、とっても難儀しております。
 
 
 
 
 
 
 
 
でも不思議と、ゲームはできんのね。
コントローラーのボタンを親指と薬指と小指で操作するという。
 
 
 
 
 
 
 
 
人間、やればできるものですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オリンピックが終わってしまい、
まったく、仕事に支障をきたすほどに
TVを観ていたオレとしましては(←社会人失格)、
少し淋しい気持ちになりました。

で、そのオリンピックから、いくつかの印象に残ったことを。
 
 
 
 
 
 
 
 
・カナダの国歌の曲名が「O Canada」で、その直球ぶりに、なんか、笑った。
 

・開会式の選手入場の、クロアチア選手団の中で
 旗手の向かって左隣にいた銀色の髪の女性に惚れる。
 
 
・しかし、名前はおろか、どの競技に出場する選手なのかすらわからず。
 
 
・カーリング女子、スイス代表のオットさんはなんか男前。
 女性なのに男前。カッケー。
 
 
・カーリングの解説の人は喋りすぎだと思う。
 
 
・女子フィギュアスケートの試合の日が近くなるにつれ、ウチの職場内では
 「やっぱ真央ちゃんでしょ」という“真央ちゃん派”(主に女子)と、
 「真央ちゃんには頑張ってほしいけどキムヨナの方が好き」という
 “ヨナさん派”(主に男子)と、
 「いやいや、安藤美姫を忘れちゃ困るぜ」という
 “ミキティ派”(少数男子)が、
 毎日毎日あーでもないこーでもないと騒いでいたワケですが、
 「いやいやいやいや、やっぱレオノワちゃんでしょ!!」という
 “レオノワ派”のオレの話は、誰も聞いてくれず。
 
 
・スピードスケートのあの金色のユニフォーム。
 アレはいったいどういったワケでああなんだ。
 腰の下あたりが黒く見えるのは透けているのか、そうでないのか。
 透けているのなら、ナゼにインナーは黒なんだ。
 気になって仕方ない。
 
 
・閉会式の中にマイケル・J・フォックスの姿を観て、涙が出そうになる。
 相手がなんであれ、闘う人間の姿はカッコイイものです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
カーリング。
 
 
 
日本女子のカーリング代表は
なんかちょっと残念な結果に終わってしまったワケで、
オレとしましては「くぅ~」と悔しい気持ちでいっぱいなワケですが、
ソレと同時に、「やっと終わったか」とちょっとホッとした気持ちでもおります。
 
 
 
や、なんで「ホッ」なのかといえばですね。
 
 
 
ウチの親父。
 
 
 
ウチの親父がですね、
このオリンピック期間に非常にカーリングにハマッてしまいまして、
もう、非常にウルセイワケですよ。
もう、テレビ観ながらギャーギャーギャーギャーとウルセイワケなのですよ。
 
しかもなんか、試合日程の後半の方にはですね、
カーリング用語を使いながら、ギャーギャーとウルセイの。
ありますよね、カーリングの試合中の独特の言葉。
「ヤー」だか「ウォー」だか「ワー」だか「ニャー」だか。
アレでウルセイ。
 
 
 
例えば選手がストーンを投げてから叫ぶじゃないですか。
「ヤップ、ヤップ、ウォー!!」とかって。

そしたらウチの親父もテレビに向かって、「ウォーッ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
選手と一緒に、「ウォォォーーーーーーーーッ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・ウルセイことこの上なし。
 
 
 
 
 
 
 
 
しかもソレが、アレですからね。

午前中とかにやってる生中継じゃなくて、
夜にやってる録画の放送であっても、「ウォーッ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
午前中にいっかい観て試合結果を知ってるのに、
夜の録画放送を観てまた興奮して、「ウォォォーーーーーーーーッ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・メンドクセェことこの上なし。
 
 
 
 
 
 
 
 
なもんで、ソレも今日で終わりかと、
オレはちょっと「ホッ」としておるワケですが。
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
しかし、カーリング。
ジツに面白いですね。

ナニが面白いって、競技もさることながら、
こう言っちゃなんだけど、選手たちの叫ぶ姿が面白い。
 
 
 
 
 
 
 
 
とりあえず、
あんなにウォーウォー言う人を観るのは、H jungle以来ですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ウィルス性胃腸炎ってヤツになりまして。
 
 
 
 
 
ゲーゲーなうえにピーピーで、
「苦しいよぅ、お腹痛いよぅ、どうしてウィルスに感染するんだよぅ」
そんなん思ってたらですね。
 
 
 
 
 
ヴァレンタインのちょい前にですね。
 
 
 
 
 
姪っ子のエリも感染してたらしくてですね。
 
 
 
 
 
エリがオレにくれたヴァレンタインのお菓子はですね。
 
 
 
 
 
エリが、学校を休んでる間に作ったモノらしいのですよ。
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
いやいやいや。
 
 
 
 
 
まさかまさかまさか。
 
 
 
 
 
そう思うのですけどね。
 
 
 
 
 
でも、やっぱり。
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
  
やっぱ、そうなのかなぁ、と。
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
で、このウィルス性胃腸炎ってのをゲーゲー言いながら調べてみたところ。
 
 
 
 
 
「患者の吐物、便が感染源となることが多い」のだそうで。
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
エリ、手を洗ってんのかよ、と。
 
 
 
 
 
うんこして、手、洗ってねぇのかよ、と。
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
もし、これが本当にそうだとするならば。
 
 
 
 
 
オレの症状は間違いなく、悪化しそうです。
 
 
 
 
 
メンタル的に。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
職場の女子に、もはや「義理」さえも貰えぬモテなさぶり。
 
 
 
 
 
 
職場の女子、ナミいわく、
 
 

「なんか、バレンタインだのホワイトデーだのメンドクサイでしょ」
 

 
まぁ、確かに。
 
 
 
「勘違いされても困るし」
 
 
 
しねぇよ!!
勘違いなんかしねぇよバカ!!

 
 
 
 
 
 
  
結局、今年のバレンタインに貰えたチョコレート等は、ひとつであった。
 
その、たったひとつをくれたのは姪っ子のエリ。

姉に手ほどきを受けながら手作りをしたのだそうで、
おじさんのオレとしては、姪っ子の心遣いがとてもうれしかったりするのだが。
 
 
 
 
 
 
 
 
なんだろう。
チョコの上に、柿の種が露骨に4つぶ乗ってるよ。
チョコがけの柿の種は美味しいけど、どうして乗ってるんだろう・・・
や、これはこれで美味しいんだけど・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
や、そんなの問題ではない!!
柿の種がチョコの上でどうあろうと、そんなの問題ではないのだ!!

要は気持ちの問題!!
チョコだのなんだのは、その気持ちを乗せるためのただの器に過ぎぬ!!

大事なことは、姪っ子が手作りをしてくれたという事実!!
この事実はオレにとって大きな喜びとなり、
その前では、チョコの上の柿の種の存在などはたいした問題ではない!!
 
ありがとう!!
ありがとう、エリ!!
おじさんはとてもウレシイです!!
 
 
 
 
 
 
 
 
しかし、どうして柿の種なんだろう・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
や、考えるな!!
考えるな、オレ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
バンクーバー五輪の開会式で、
ステージ上で激しくタップを踏むダンサーを観て、ウチの母親が一言。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「このタッパー、すごいねぇ」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・「ランニングをする人」 → 「ランナー」
 
・「スイミングをする人」 → 「スイマー」

・「タップを踏む人」   →
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
               「タッパー」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
なんか、悲しくなる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
「聖火リレーの最終ランナーは誰が走るのか、気になりますねぇ」
 
 
 
オリンピック開催の直前には必ずといっていいほどTVから聞かされるこの言葉。

観てる側も「誰かな?誰が走るのかな?」といった思いで興奮気味に、
最終ランナーが開会式の会場に入ってくるのを見守っておるワケですが。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
実況:「さぁ、最終ランナーが入ってきました!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アナタハ誰デスカ?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
きっとスゴイ人なんだろうけど、
だいたいいつも知らない人で、拍子抜けになる。

実況の人たちもビミョーな空気になる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
姪っ子のエリは最近ちょっと大人になったのか、
オレにドラゴンボールごっこの相手を強要してこなくなりました。

毎回クリリン役に任命され、
ちうか、クリリン以外であることを許されず、
エリの放つ魔貫光殺砲に貫かれて繰り返し繰り返し、
汗が流れるほどに毎回死ななければならなかったオレとしては
まぁ、嬉しいワケでありますが、
と、同時に、なんとなく淋しい気持ちになったりもします。
 
 
 
 
 
 
で、ドラゴンボール熱が冷めてきたエリ。
彼女が今、何に興味を持っているのかといえば、
どうやらソレは『料理』であるらしく、
ウチに遊びにきての夕食の際、ウチの母親が作った料理を見ては、

「これはどうやって作るのー?」

そんなん、エリの母であるキシリア姉さんに質問したりしております。
 
 
 
 
 
 
先ほども、そうでした。
本日、姉の家族が遊びにきていて、先ほど、夕食を共にしたワケなのですが、
その時もエリは、ウチの母が作った料理を見てはあれこれと、
キシリア姉さんに質問しておりました。
 
 
 
 
 
 
母がテーブルに並べたチャーハンを見てエリは、キシリア姉さんに質問します。

「これってどうやってつくるの?」
 
 
 
 
 
 
ソレを聞いて姉さんは答えます。

「チャーハンの素にご飯入れんの」
 
 
 
 
 
 
母がテーブルに並べた麻婆豆腐を見てエリは、キシリア姉さんに質問します。

「これってどうやって作るの?」
 
 
 
 
 
 
ソレを聞いて姉さんは答えます。

「豆腐切って麻婆の素に入れんの」
 
 
 
 
 
 
母がテーブルに並べたシューマイを見てエリは、キシリア姉さんに質問します。

「これってどうやって作るの?」
 
 
 
 
 
 
ソレを聞いて姉さんは答えます。

「ん?チン」
 
 
 
 
 
 
「おいおい姉よ、エリが聞いてんのはそういうことじゃねぇだろう」

オレは、姉とエリのやりとりを聞きながらそう思っていたのですが、
その時、オレの横で、
やはり、姉とエリのやりとりを聞いていたウチの母が、
ボソッと小さい声で何やら呟いたのを、オレの耳は、聞き逃しませんでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
母:「間違いじゃないけど、なんか・・・腹立つ・・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ちなみに、昔から味噌汁が好きではなかった姉は、
自分では味噌汁を時々しか作らないらしく、
普段、インスタントの味噌汁で済ませることも多いのだそうです。

だからエリは、ウチの母が作った味噌汁のことを、こう呼びます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「本当のお味噌汁」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
一昨日もランチパックを食べました。

昨日もランチパックを食べました。

そして今日も僕は、ヤマザキのランチパックを食べるのです。
 
 
 
 
 
 
だっはー!!
なんてスバラシイんだ、ランチパック!!
誰か賞をあげとくれ!!
ヤマザキさんになんか賞をあげとくれ!!
 
 
 
 
 
 
もうね、ワタクシはですね、
このランチパックってやつぁ、ホントにスバラシイと思うのですよ。
愛してるのでございますよ。
 
 
 
何がスバラシイって、
あの、四方のパン生地を圧着したことによる中身の液ダレ防止策。

ソレによって、どんな場面にも携帯することが可能に!!

まったくもってスバラシイ。
 
 
 
ワタクシのマワリにはですね、このランチパックのこと、

「アレって、中身が片寄ってたり、
 端っこのほうまで行きわたってなかったりするから好きじゃない」

そんなことを言う輩がいたりするんですが、
もう、このアホンダラ、と。
この、ランチパック八級め、と。

アレはこう、パン生地の上からゆっくり押して、
でも、決してパンを潰すことなく
中身を隅々まで行きわたらせるのがコツなんだぜ、と。
ヤマザキのパンは非常にデリケートだから
あくまでも優しく優しく、ゆっくり頼むぜ、と。

そういう繊細な下準備を施したうえで・・・喰らうっ!!

ソレがランチパックを喰らううえでの心得だぜ、と。
 
 
 
 
 
 
あと、アレね。
何がスバラシイって、種類の豊富さね。
ご当地ランチパックとか含めると、ものすごい数ありますでしょ。

ワタクシも旅先なんかで、見たことないランチパックを見つけると
絶対に買うようにしてるのですが、
それでも、まだまだ追いつかないくらい種類がありますもんね。

中にはもう、
「え?ソレってパンに入れてダイジョブなの?」っていうようなヤツとか、
「ええ?ソレとソレを組み合わせてダイジョブなの?食い合わせ無視!?」って
チャレンジ精神ムキ出しのヤツとか、いっぱいありますでしょ。
でもソレが、意外と美味しかったりして。

かといって、ノーマルのがたいしたことないワケでもなく、
そこらのコンビニでフツーに売ってるノーマルのも非常に美味しかったりして。

もうね、まったくもってスバラシイ。
誰かヤマザキさんに賞をあげとくれ!!
 
 
 
 
 
 
もう、こんなワタクシでございますから、
毎日毎日、ランチパックを食べ続けております。

晩御飯食べて、
風呂入って、
風呂から出てダラ~っとして、
あと少ししたら寝ようかなぁって時に、ランチパックと、
ソレと一緒に買った森永ラムネを喰らうっ!!
ランチパックwith森永ラムネを喰らうっ!!
 
 
 
まぁ、そんな食生活を送っていたら
口の横っちょんとこが割れてきたんですけど(←荒れてきたね、胃が)
 
 
 
 
 
 
ちなみにワタクシの好きなランチパックを3つ挙げるとすれば、

1.粒ピーナッツ

2.ピーナッツ

3.いちご&ホイップ

そんなんだったりします。
 
 
 
みなさまは、どのランチパックがお好みですか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

出張。

2010年2月6日 日常
 
 
 
 
 
 
昨日から今日にかけて、出張に行っておりました。
  
ちうかね、ホントは昨日のウチに帰ってきてるハズだったのさ。
昨日の今頃はもう、我が家でぬくぬく過ごしてるハズだったのさ。

しかし、あまりの豪雪に交通機関がマヒ、
結局、帰りは今日になってしまったという。
 
 
 
 
 
 
や、なんかですね、
ウチの会社では少し前から、社員を管理するシステムが導入されたのですわ。
これは本社が開発したヤツでして、
そのシステムによって、給与だのなんだの、
社員に関するいろんなことを管理、本社に報告できてしまうという。

まぁ、本社にとっちゃ便利なのかもしれないけれど、
でも、実際、「これからはコレを使いなさい」と言われた
末端に位置する現場にとっては、ヒジョーにメンドクサイ話なのです。

なもんで、現場を指導する立場の職場に勤務するオレが、
講習会の講師として、出張に行ってきたワケなのですが。
 
 

 
 
  
その場所がまた、ものすごい場所でして。

同じ県内にありながら、電車を2回乗り換えて、
そこからバスに乗って移動するというような場所なのです。
もう、コンビニどころか信号も数えるくらいしか無いようなものすごい田舎。
雪に埋もれた過疎の村。

そんな場所でもですね、
お客様と直接触れ合う現場はあって、
霞が関にある本社は、そんな過疎の村の現場にも
都会と同じような仕事を求めるワケで。

でも、そういう過疎の村にある現場の局長ってのはだいたい、
あと何年かしたら定年で引退されてしまうような方ばっかなのですね。

いきなりシステム出されて「これを覚えて使え」って言われても、
すんなりと覚えるのも難しい。

だからオレが、講師として。

いちおう頑張って教えたワケですが、最終的には
「わからなくなったらいつでも私に電話してください!!」なんつって
講習会を終えたワケですが。
 
 
 
 
 
 
で、講習会が終わって、一日に数本しかないバスに乗って駅に向かい、
電車に乗って帰ろうと思ったら、大雪で電車が止まってしまっていたという。
 
 
 
 
 
 
どうすんの!?
オレ、どうすんの!?
 
 
 
 
 
 
結局、さっきまで講習会で一緒だった地元の局長に
急きょ、地元の民宿を紹介してもらって一泊してきたワケですが。

もうね、まわりは雪ばっかでね。

その土地はだいたい、
「落ち武者狩りから逃れた平家の落ち武者が、隠れて山の中に村を作った」
という、まるで『八ツ墓村』みたいな云われのある土地なもんで、
あたりにはもう、何も無くて。
「ここらへんの人たちって、買物とかどうしてんの!?」って思えるような
土地でして。

オレはもう、

「あー、ここで今、殺人事件とかが起きたら、
 ヨソモノのオレが第一容疑者だな」

そんなん思いながら一泊してきたワケですが。
 
 
 
 
 
 
まぁ、そんな感じで出張から帰ってきたワケなのですが。
やー、疲れましたわ。
ホントに疲れた。
 
 
 
 
 
 
疲れたついでに言えば、帰りの電車の中で。

オレの隣に、どうしてここにいるのかが解らないとさえ思える、
なんだかカッコイイ外国人の方がいらっしゃいまして。

その外国人の方、どうやら、福島駅でその電車を降りたいらしいのです。

どうしてソレがわかるのかと言えば、その方、
電車が駅に停まるたびにオレの肩をたたいて、
「Fukusima?」って訊ねてくんの。

オレはもう、疲れてて寝る気まんまんだったのに、
駅に停まるたびに
    
「Fukusima?」

停まるたびに

「Fukusima?」

停まるたびに

「Fukusima?」
 
 
 
 
 
 
うるせぇよ!!
オレは寝てぇんだ、空気読め空気!!
 
 
 
 
 
 
そう言ってやりたかったのですが、
まさかそんな語学力がオレにあるワケもなく、
オレはただひたすら、「NO!!」と答え続けたという。
もう、この外国人のおかげで全然寝れんかったという。

まぁ、最終的にオレは、福島駅の一個手前の駅で降りることになっていたので、
電車を降りる際、その外国人の方に、
 
 
 
 
 
 
「Fukusimaは、NEXT!!」
 
 
 
 
 
 
そう言って電車を降りてきたのですが。
 
 
 
 
 
 
 
伝わったかどうか、今頃になって心配になったりしております。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
【 恵方巻(えほうまき)】

 ・節分に食べると縁起が良いとされる巻き寿司またはそれを食べる
  近畿地方を中心とした風習である。
  「丸かぶり寿司」や「恵方寿司」とも呼ばれる。
  節分の夜にその年の恵方に向かって目を閉じて一言も喋らず、
  願い事を思い浮かべながら太巻きを丸かじり(丸かぶり)するのが
  習わしとされている。
 
 
 
 
 
 
 
 
節分の日にこの恵方巻というヤツ食べるという風習はもともと
近畿地方を中心とした風習らしいワケで、
その風習がウチの地方にも急速に広まってきたのは
ここ5年の間以内でのような気がする。

いわば「恵方巻ビギナー」なのです。
「恵方巻十級」なのです。

だから、
だからなのだと思うのですけどね、
昨日の夜、ウチの母が食卓に並べた恵方巻はですね、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
包丁で切ってありましたよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
家族で西南西を向いて、恵方巻、お箸でいただきましたよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オレ:「いや、これはちょっと違うんじゃないかな・・・」

母親:「喋っちゃダメ!!」(←自分も喋ってる)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
先日の全国的な降雪。

滑ってスッ転んでケガをした方がいっぱい出たという話でしたが、
皆様はいかがでしたでしょうか。
スッ転びはしなかったでしょうか。
路面が凍結してる日にはどうぞ、お気をつけください。

ウチの方はまぁ雪国なもので、雪や氷に馴れておるもんですから、
「滑ってスッ転んだ人、多数!!」ってなニュースを観ると、
「え?そんなに!?」なんて思ってしまったりするワケですが、
しかし、いくら雪国育ちとはいえ、
滑るヤツは滑るし、転ぶヤツはスッ転びます。
 
 
 
 
 
 
今朝の通勤時、交差点で信号待ちをしていたのです。
赤信号を、先頭で。

その時間、気温は氷点下ですわ。
道路はてろてろに凍っとるワケですわ。

そしたら、そのてろてろに凍った道で。
自転車に乗った女子高生が、クラッシュ。
 
もう、あまりにもスゴイ転び方で。

なんかね、「転んで尻もちをついた」なんてレベルじゃなくてね、
転んだイキオイで回ったのです。ゴローン!!って。
スカートなんか、ベローンってめくれてて。
「ワーオ!!アクロバチック!!」みてぇな。
 
 
 
 
 
 
で、その一部始終を目撃してしまったオレとしましては、
あまりにもスゴイ転び方だったもんで、
「アレはヤベェんじゃねぇ!?」なんて思って車を降りまして、
その女子高生んとこに駆け付けようとしたのですが。
で、倒れてるその女子高生んとこ見たら。
 
女子高生、スカートの中に短パンみてぇの履いてんのね。
 
いや、いいんですよ?
スカートの中に何を履いてようが、一向に構わないのですよ?
 
でも、助ける気は半減。
 
しかしまぁ、スカートの中に何か履いてたからって、
あまりにも劇的な転び方をした人をほっとけないし、
オレは、女子高生んとこに「おいキミ、ダイジョブかい?」なんつって
ダダダと走っていきまして。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まぁ、自分もスッ転んだワケですが。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
しかもなんか、
オレが転んで「痛ぇ~」なんつってすぐには立ち上がれないでいたら、
先に転んだ女子高生はまた自転車に乗って、
“助けようとして転んだオレに目もくれようとせず”
何事もなかったかのようにツィ~と行っちゃうし、
その間、いつの間にか信号が変わってて、
信号待ちで先頭だったオレの車は後ろから
プァンプァンとクラクション鳴らされちゃうし、
もう、まったく、赤っ恥をかいてしまったという。
 
 
 
 
 
 
世知辛い世の中ですね。

まったく、世知辛い世の中ですよ。
 
「世知」ってなんだか知りませんけども。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
昼休み、
オレのななめ前で昼ごはんを食べていたトッちゃんは、カワイイ女子である。

いつもポワ~としていて、
どこか世間ズレしている感じのある女子である。

どういうワケか知らんが、よく、
コピー機だのホワイトボードにぶつかっている。

ちょっと面白い女子である。
 
 
 
 
 
  
反対に、オレの隣で昼ごはんを食べていたナミは、なんか豪快な女子である。

なんか、とってもザックリしてる女子である。

一緒にボードに行く約束をした日、
肝心の板を駅のホームに忘れたまま電車に乗ってしまうような女子である。

オレの部屋で泥酔して、ゲロを吐くような女である。

なんかちょっと、残念な感じもする女子である。
 
 
 
 
 
 
トッちゃんは、今時珍しく、ラピュタを一度も観たことが無いのだそうだ。

『天空の城ラピュタ』

ジブリの名作。

一年に一度は金曜ロードショー。

昼休み、トッちゃんの口から「ラピュタを観たことが無い」と聞いたナミは、
オレの隣で「ええ~!?マジで!?」と必要以上にデカイ声で驚いた。

その驚きを観たトッちゃんは、
「え?みんな観てるんですか?」と、驚かれたことに驚いた。
 
 
 
 
 
 
『ラピュタ』を一度も観たことがないトッちゃんに、
ナミが、ごはんを食べながら『ラピュタ』の説明をはじめる。
 
 
 
「空にお城があるお話なんだよ」
 
 
 
とてもザックリな説明だ。
 
 
 
「あらすじを言うとね」
 
 
 
ナミは、ハンバーグを食べながら、さらにザックリな説明を続けた。
 
 
 
「男の子と女の子がいるんだけど、
 なんか、途中で海賊の飛行船に乗るのね?
 で、雲の中にラピュタがあってね」
 
 
 
“あらすじを言う”と言っていたが、
その説明はあまりにも“あらすじ過ぎ”やしないだろうか、ナミよ。
 
 
 
「ラピュタには、ロボットがいたり財宝とかあったりするのね?
 あと、なんか、ビュ~ンてなんか、
 ビームみたいなのも地上に向かって撃てるのね?
 悪いヤツがソレを撃つの、ビュ~ンて」
 
 
 
その話ではすでにクライマックスに突入しているのだが、
その“悪いヤツ”はどのへんから出てきてたんだ、ナミよ。
 
 
 
「あれ?ラピュタって空にあるんですか?」
 
 
 
だから『天空の城』だって言ってるじゃないか、トッちゃんよ。
 
 
 
「空のどのへんの高さにあるんですかね?」
 
 
 
そこに引っかかるのか、トッちゃんよ。
 
 

「ん~、宇宙の下あたりかな」
 
 
 
だいたいみんなそうだぜ、
だいたいみんな宇宙の下だぜ、ナミよ。
 
 
 
「で、悪いヤツがビュンビュンやるからね、男の子と女の子がね」
 
 
 
お、久しぶりに主役が出てきた。
 
 
 
「ナントカッ!!って、
 ラピュタがボロボロになる呪文を言うの。
 こう、男の子と女の子が手をつないで
 ナントカッ!!って滅ぶ呪文を言うと、ラピュタが崩れていくの。
 それで、めでたしめでたし、みたいな」
 
 
 
そんな説明でわかるかっ!!
 
 
 
「へぇ~」



えっ!?わかったの!?
 
 
 
「ナントカッ!!って、なんて言うんですか?」
 
 
 
トッちゃんがハンバーグを食べながら、ナミに質問した。
 
 
 
「あ~、なんだっけ。
 一言。なんだっけ?
 ゲルさん、あの呪文、なんて言うんだっけ?」
 
 
 
ナミは、隣でうどんをズズズと食うオレに話を振ってきた。
 
 
 
「あー、滅びの呪文?」

「うん」
 
 
 
だからオレは箸を置き、その質問に力いっぱい、答えた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「ラモスッ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「いやいやいや!!
 違う違う違う!!
 あ、でもまぁ、言葉の響き的にはだいたいそんな感じだね」

「へぇ~」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「俺がいい名前だと思ってもさ、まず、嫁さんの反対があるワケだ。
 で、嫁さんの意見を取り入れて名前考えてさ、オレもソレでいいと思ってさ、
 で、それにしよーかーなんつって調べてみるとさ、
 今度は字画が良くないってことになるのよ。
 で、また考えるとさ、今度は旧字体での字画が良くないって言われてさ、
 あのさ、ウチは男の子なんだけどさ、
 子供の名前なんてね、全っ然決まんないよ」
 
 
 
友人ジェット夫妻に子供ができたワケなのだが、
友人は、名前を決めるのにかなり苦労してる様子であった。
はじめは生まれてくる子供の名前を
あーだこーだ考えるのが楽しかったのだけれど、
今ではワリと苦痛なのだという。

 
  
「みんな、名前ってどうやって決めてんだろうなぁ。
 俺自身はさ、親から一字とっただけの名前なんだけど」

「あー、俺も」
 
 
 
友人ヒロも、その「ヒロ」という字は親から受け継いだ一字らしい。

オレはといえば、親ではなく、オレより先に生まれた従兄弟たちから
一字ずつ貰って、その2つを組み合わせただけの、
ワリとアリモノでチャッチャと決められてしまった感のある名前である。

ソコに名前に込めた想いとかはあったのだろうか。
両親に問いたい。
オレの名前に込めた想いとかはあったのか。
や、「ベツにそんなの無いよ」とか言われたら、きっと泣きそうになるけど。
3人目だったからワリといい加減につけたか?面倒で。
 
 
 
まぁ、それはソレとしても、
ホント、名前ってどういうふうに決めるのだろう。
オレに子供はいないから、ちうか、奥さんもいないのだけど、
みんな、字画とかそんなんで悩んでいるのだろうか。

かと思うと、毎年「子供の名前ランキング」みたいのが発表になって、
そのランキングには、活躍した有名人の名前と同じ名前が
ランクインしたりするのだから、みんなきっと、
それぞれに名前のつけ方があるのだろうな。
「悪魔くん」ってつけようとした人もいたしね。
 
 
 
 
 
 
「俺自身はホントは、ベツにねー、字画とかはそんなに気にしてないんだよ」
 
 
 
今度パパになる友人が言う。
じゃぁ、どういった基準で名前を考えるのか。
 
 
 
 
 
 
「やっぱり、“あの人みたいにこうなってほしい”とか、
 そういう想いみたいなのは込めたいとは思うけど。
 ぶっちゃけ、有名人と同じのもアリだと思う」
 
 
 
 
 
 
じゃ、実際、子供にはどういう人間になってほしい?
 
 
 
 
 
 
「そうねー、なんかこう、器のデカイ人間になってほしいよね。
 スケールのデカイ、強い男になってほしいよね」
 
 
 
 
 
 
なるほど、器のデカイ人間か・・・
 
 
 
 
 
 
「信長?」
 
「あ、器デカイねー」
 
「いや、デカイし強いけどさ!!
 本能寺じゃん!!
 最後は本能寺じゃん!!」

「人生五十年~っつって、50歳前に死んじゃったよね」

「ねー」

「余計につけられないでしょ!!」
 
 
 
 
 
 
じゃ、他にどういった人間になってほしい?
 
 
 
 
 
 
「まぁ、元気であってほしいよね」
 
 
 
 
 
 
なるほど、元気か・・・
 
 
 
 
 
 
「勝俣、だな」

「あ、勝俣は元気だわ。元気すぎだべ。
 基本、冬でも半スボンだからな」

「でもソレ、苗字!!名前じゃない!!」
 
 
 
 
 
 
他に、子供の名前に考えることは?
 
 
 
 
 
 
「あ、なんかこう、外国を意識した名前ってあるじゃん。
 ああいうのもどうかなーって、ちょっと考えたんだけどね」

「ゴルバチョフとか?」

「エリツィンとかな」

「なんでロシア?
 ふつうはアメリカ的な名前なんじゃねぇの?そういうのは」

「じゃ、ライス長官だ」

「長官ってなんなの!?
 生まれたばっかりで長官ってなんなの!?」

「あ、米長官って書いて、ライス長官って読ませるのもアリだよね」

「あ、アリだわ、それ」

「無ぇよ。
 だから長官ってなんだよ!!」

「だから、米が苗字で名前が長官」

「苗字変わっちゃってる!!」

「じゃ、米がミドルネーム」

「米というミドルネームが必要な意味が解らねぇ!!」
 

 
 
 
 
まぁ、だいぶフザケてしまって友人には申し訳なかったのだが、
今までに友人が漠然と挙げた「デカイ」「強い」「元気」「海外を意識」、
ソレを含めて、また名前を考えてみた。
 
 
 
 
 
 
「朝青龍・・・しか無ぇな」
 
「あー、いいねー。
 デカイし強いし、元気だしね」

「一応、海外も意識してるよ?モンゴルだけど」

「いや、デカイし元気だけどさ!!
 それ、オカシイべ。四股名だべ。
 学校で“朝青龍くーん”とか言われたらヘンだべ」

「そうかな?人気者でしょ?」

「アレだよな。
 サッカーも巧そうだしな」

「サッカーやってたけど。
 モンゴル帰ってサッカーやってたけど。
 めちゃくちゃ怒られてたじゃん」
 
 
 
 
 
 
そんな話でまたしてもだいぶフザケていたワケだが、
そんな中、ふと気になることがあって、友人に訊いてみた。
 
 
 
「そういやさ、いつ頃生まれんの?」
 
 
 
すると、今度パパになる友人は、
「そうそう!!」と言った感じで興奮気味に答える。
 
 
 
「それがさ、予定日なんだけどさ、4月27日なんだよ!!」
 
 
 
あくまでも予定日の話なのだが、4月27日。
4月27日といえば、ジツはオレの誕生日だったりするのだ。
 
 
 
「マジで?」

「そうそう、オレもちょっとビックリしてさ」

「じゃ、特別にオレの名前あげるよ。
 特別だよ?
 フツーはあげないからね?」

「いや、オレもそれ聞いた時、フザケて嫁さんに言ってみたのよ。
 ゲルタと同じ名前にする?って」
 
「そしたら?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「死んでもイヤだって」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「・・・死んでもか。そんなにか?」

「うん、そうみたい」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

幼いころ、 初めて親に買ってもらった絵本が、
「かいじゅうたちのいるところ」である。
 
 
 
なにしろソレは30年以上も前の話だから漠然としか覚えていないのだけれど、
当時は物語も何も関係なく、ただ、
あの独特なかいじゅうたちを「かっこいい」と思って
その絵本を眺めていただけのような気がする。

成長するにつれ、その物語の持つ意味、
いや、絵本ってのは読み手によっていくつもの解釈が成り立つものだけど、
その物語の意味を自分なりに感じとり、
「スバラシイ絵本」と自分の中で位置づけするに到り、
そしてさらに、ソレが「親に初めて買ってもらった絵本」ということで、
その物語には特別な思い入れがあったりして、
ジツは今も、その30年以上前の本を大事に保管してあったりする。
 
 
 
ラップでぐるぐる巻きにして。
 
 
 
ナゼにラップなのかと言えば、だいぶ前の話、母親が家を掃除している最中に、
オレの中では忘れかけてたその本が、押し入れの奥から出てきたのだ。
すでに色も変色して、ページも剥がれたりなんだりでボロボロの状態で。

母親はソレを「もう、こんなボロボロの本、捨てるよ?」とオレに言う。

しかしその絵本のかいじゅうを再び見た瞬間、
オレの中でいろんな感情が溢れだしてきて、オレは、
その絵本を捨ててしまうことをためらった。

そしたら、なんか知んないけど、
なんか知んないけど、母親が突然キレ出して、「じゃ、大事にとっとけっ!!」

そして、ラップでぐるぐる、
必要以上にぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる巻いて、
オレによこしてきたのだ。

ソレ以来、親に初めて買ってもらった「かいじゅうたちのいるところ」は、
ラップにくるまれナイスコンディションでオレの本棚に収まっているのだが。
 
 
 
 
 
 
で、映画版の『かいじゅうたちのいるところ』である。
 
 
 
 
 
 
あの思い入れのある物語が映画になるということで、
ソレが吉とでるか凶とでるか、恐いところが多少なりともあったのだが、
本日、ソレを観に行く予定でいた。

予定でいたのだが。

なんか、観に行く前に、上映時間とか調べようと思ってネットで調べたら、
オレが通う映画館では、日本語吹き替え版しか上映しないらしい。

しかも、主人公マックスの声を吹き替えたのは、
今をときめく子供店長さんでらっしゃる。
 
 
 
 
 
 
とたんに観る気がしなってしまった。
 
 
 
 
 
 
いや、子供店長さんがキライなワケじゃないけれど、
いや、むしろカワイイ子だなぁと思うけれど、
なんか、もし、ソレが、
「人気の子役に吹き替えさせて、話題作りにも一役かってもらおう」的な、
そういう人選であるのであれば、
そういう大人の安易で、ギラギラしてる部分が、
自分の中にある思い入れとか、うまく表現できないけどそういう何かを、
傷つけてしまうような気がしたのだ。
もちろん、ソレが彼の演技力が評価されての起用であることは
疑いもない事実であると思うのだけれど、
でも、オレの目には、ソレ以外にも大人のギラギラしてるところが
その背景にちらほらと見え隠れしているのだ。

ソレが自分のエゴであることは重々承知しているけれど、
一般人の勝手な言い分であることは重々承知しているけれど、
あくまでも自分の中で、自分にとって大事に思う存在であることだからこそ、
そういう「話題作り」とかギラギラしているうところから
離れた存在であってほしかった。

や、映画になった時点で、
オレの中では離れてしまっていたのかもしれないけれど。
 
 
 
 
 
  
ちうか、どうして吹き替え版しかやんねぇんだ、あの映画館は!!

ソレにアレだぜ?
子供店長さん、働かせすぎだぜ?

オレだったら絶っっっ対にグレる!!(←子供店長は大丈夫)
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
映画館に行く予定が無くなって、
「今日一日どうしようかなぁ」という気持ちで
こんな日記をだらだら書いていたワケなのだが、
そしたら今、友人ジェット君よりメールがきた。

件名は、『重大発表』。
 
「お、なんかあったのか!?」といった感じで本文を読んでみると。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「本日、私事ですが、重大な発表がございますので、
 13:00頃、ヒロ氏宅にお集まりください。

 ジツは私たち夫婦に、子供ができました」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
重大発表、すでに言っちゃってると思うのだが、どうか。

もう、ベツに集まる必要無くなっちゃったと思うのだが、どうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
しかしまぁ、メデタイことなのでとりあえず行くことにする。
っちうか、毎週なんかの名目で会っている気がするな。

そうだ、彼に子供が産まれたら、
『かいじゅうたちのいるところ』の絵本でも買ってあげようか。

友人はきっと、「もっとイイものをくれ」と言うと思うけど。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「最近、地元で空巣の被害が続発してるらしいから気をつけろ」

どこからともなくそんな情報が伝わってきて、
ソレを聞いた母親は、

「でも、空巣のカッコした人なんて見ないよねぇ」

そんな、間のヌケタことを言っていた。
 
 
 
 
 
 
母親は、「空巣」と聞いてどんなカッコを想像しているのだろう。

母親の頭に浮かんでいる空巣はもしかして、黒づくめのカッコに
唐草模様の風呂敷なんか持っちゃったりしてるんじゃないだろうか。
帽子はやっぱりハンチングで。
いかにも昭和な感じな。

だいたい、今時の空巣のみなさんは・・・
や、空巣に「みなさん」って言うのもおかしい気がするけど、
今時の空巣のみなさんは、ワリとフツーのカッコをしてるんじゃないだろうか。
むしろ、「デキる男」的にスーツなんかをパリッと
着こなしちゃったりしてんじゃないだろうか。
そんなカッコでカギをガチャリとやったり、
コンパスみたいなアレをつかって
窓ガラスを「クルッてやって、トーン!!」みたいな。
今時の空巣ってそんな感じじゃないのだろうか。
「クルッてやって、トーン!!」はないかもしれないけれど。

ちうか、母親は「空巣のカッコした人を見ない」と言ったけれど、
空巣がいちいち目撃情報残してたら、商売が成り立たんだろ!!
空巣は商売じゃないけどね!!
 
 
 
 
 
 
しかし、である。
 
 
 
 
 
 
オレは過去に、もしかすると空巣だったかもしれない人を目撃したことがある。
あくまでも「だったかもしれない」人。

「黒」とは言えない。
でも、「白」とも言いきれない。
そんな人。
 
 
 
 
 
 
当時オレは郵便局で配達の仕事をしていて、
その仕事で、あるお宅に小包を配達に行ったのだ。

で、そのお宅は細い路地の奥にあるお宅だったから、
配達車を大通りに停めて、小包を持って歩いてそのお宅に行ったワケだけれど、
そのお宅はあいにく誰もいなくて、
オレは、玄関先で不在連絡票を書いてポストに入れて帰ろうとした。

で、車に帰ろうとしたら、
なんか、そのお宅の横のちょっと高めの塀を、男が降りようとしてるのが見えた。
男はオレがいることに気づかないみたいで、その塀を降りようとしてる。

オレは、まさしく「その時どうかしてた」と思うのだけれど、
その高い塀を降りてきた人を、てっきり「そのお宅の人」だと思って、
思いっきり挨拶したのだ。

「こんにちは~、郵便局で~す!!」って。

そしたらその男は、ハッと振り返って、「あ、こんにちは!!」、と。

で、その男をそのお宅の人だと思い込んでいるオレは、
その人に「小包をお届けにきました」みたいなことを言ったのだけれど、
そしたら男は、ちょっと焦ってたのかもしれないけれど、
オレに向かってこう言ったのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「いや、オレはこの家の人じゃないんで」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
じゃ、アナタはココでナニをシテいるの?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今思えば、まったくそういうことなのだけれど、
当時の「どうかしているオレ」は
「あ、そうなんですかー」とそのまま引き下がる。

帰り際にちょっと振り返ってみると、
男はナゼか、また、塀を上り始めていたという。
 
 
 
 
 
 
その男の行動に疑問を感じたのは、その次の日だったか次の次の日だったか。

職場に、警察が来たのだ。

警察が、
「最近ここらへんで空巣が出たという話がありますので、
 郵便局のみなさんにもご協力を・・・」みたいな感じで
職場に警察の人が来たのだ。

その時になってオレ、「そういえば・・・」、と。

そのナゾの男が「そうである」とは決して言えないけれど、
「もしかすると」、ということで、人相だのなんだの、
警察にいろいろと話を訊かれたという。
 
 
 
 
 
 
その後、そのナゾの男がどうなったかは知らないけれど、
あの男はいったい何だったのだろうか。
 
 
 
 
 
 
警察にいろいろ話を訊かれた中で、
これは警察にも伝えたことなのだが、
1つだけ今でもはっきりと覚えていることがある。
 
 
 
 
 
 
ソレは、そのナゾの男が、ハンチングをかぶっていたことである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
咳をしながら久しぶりに会社に行くと、
同僚の女、ナミが、何カ月も前の雑誌を開いて持ってきて、
オレに「これ、やってみて」と言う。

ナミが開いたページには、『大人の男検定』の文字が。
 
 
 
「ゲルさん、やってみて」
 
 
 
フザケんなこのパーマヘア!!
こんなんやらずとも、オレが大人の男だってことは一目瞭然ではないか!!
それでも疑うなら、アレだ!!
胸毛見るか?胸毛!!
3本くらい生えてるぜ?見るか?
 
 
 
「胸毛を見る、見ない」の話はあっさりシカトされたワケだが、
ナミが何度も「やってみて」と言うので、
大人なオレは、ベビーなナミのリクエストにこたえてやることにした。
これが「大人の余裕」というヤツだ。
 
 
 
で、この『大人の男検定』。

なんでも、20代独身の女性にアンケートをした結果から成り立っており、
設問は10問。
これに半分以上当てはまると「大人の男」として認められるのだそうだ。

まったく、こんな10問くらいで何が判るのか、といった感じなのだが、
とりあえずやってみることにした。
 
 
 
 
 
 
 
 
1.『あなたは得意料理を持っている?』
 
 
 
「持ってるぞ」

「何?」

「赤ウィンナーをタコさんに」

「ソレって得意料理?」

「得意料理だろ!!カニさんにだってできるぞ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
2.『あなたは冠婚葬祭のマナーを知っている?』
 
 
 
「っていうか、“冠婚葬祭”の“冠”と“祭”って何をあらわしてんの?」

「“冠”は成人式だって聞いたことある」

「“祭”は?」

「なんだっけ?夏祭りとかの“祭”?」

「そんなもんにマナーってあんの?
 “ゴミ捨てんな!!”とか?だったらやってるよ?」
 
 
 
 
 
 
 
 
3.『あなたは後輩の悩み相談に気軽にのってあげることができる?』
 
 
 
「あー、のってあげられるね。特に性についての悩みね。
 ナミよ、キミには性の悩みはないのかな?ん?
 なんでもお兄さんに話してみなさい?ん?」

「無ぇよ」
 
 
 
 
 
 
 
 
4.『あなたは自分の体調をコントロールすることができる?』
 
 
 
「ゲルさん、これは無理だね」

「だね」

「病み上がりだもんね」

「まだ上がってねぇよ」
 
 
 
 
 
 
 
 
5.『あなたは誰とでも気軽に当たり障りのない世間話ができる?』
 
 
 
「これは楽勝だべ」

「そう?」

「もう、心が無ぇからね。口先だけで会話してっからね」

「それで会話は成り立ってるの?」
 
 
 
 
 
 
 
 
6.『あなたは爽やかにエッチな話をすることができる?』
 
 
 
「できるね」

「えー、そう?」

「できてるでしょ!!
 オレ、いっつも爽やかな笑顔でエッチな話してるよ」

「どんな感じに?」

「ん?
 ハッハッハッハ、SEX!!」
 
「そういうことじゃないんじゃないかな?
 っていうか、セクハラ?」

「セクハラじゃないでしょ、爽やかだもん!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
7.『あなたには行きつけのバーがある?』
 
 
 
「日本海庄やの店員さんと仲いいけど?」

「あー、バーじゃないね」
 
 
 
 
 
 
 
 
8.『あなたは週末に楽しむ趣味を持っている?』
 
 
 
「ボード。スケボー」

「それ以外は?」

「こう、フィギュアをズラーッて並べて眺めんの」

「それって楽しいの?」

「何言ってんの!?めちゃくちゃ楽しいじゃん!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
9.『あなたは自宅でホームパーティをひらくことができる?』
 
 
 
「これは無理だろ!!
 だってオレ、日本人!!
 和室和室!!靴脱いで家に上がる!!」

「鍋パーティーとかじゃダメなのかな」

「んなもん、ただの飲み会だろ」
 
 
 
 
 
 
 
 
10.『あなたは何事にも慌てないで対応することができる?』
 
 
 
「雷なるとパニックになるよね」

「パニックにはなってねぇよ。ビビッてるだけだ」

「たいして変わんないよ」
 
 
 
 
 
 
 
 
10問が終わり、ナミが各問題に対するオレの答えを判断する。

その結果。
 
 
 
 
 
 
 
 
「3点。失格」
 
 
 
 
 
 
 
 
「ウソ、マジで!?
 タコは?タコウィンナー入ってる?」

「タコさんもカニさんも入れて3点だよ」
 
「マジで!?」
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
けっ、くだらねぇ!!
 
そんなもんでこのオレを判断できると思うな!!(←逆ギレ)
 
 
 
 
 
 
 
 
ちうか、アンケートだかなんだか知らんが、
そんなもんで大人かどうか判断するってんなら、
オレは一生子供のままでいてやる!!

「60歳・子供」とか「70歳児」とか名乗ってやるぜ!!

けっ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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