先日の24時間テレビ、
各県の最後のフィナーレが次々と映されるなか、
オレは、画面の中に見覚えのあるような顔を見つけた。
小太りで、色がやたら白くて、メガネをかけていて、
その男が身体を揺らし、サライを歌っている。
その時オレは、ソイツが誰だったのかハッキリ思い出せなかった。
「あれ?ミキオか?」
そう思い出したのは次の日になってからで、
オレは、「こいつ、まだこういうのやってんのか?」と思った。
ミキオ。
オレが高校3年の時の、JRC部、部長。
高校3年生になってすぐ、オレは仲間と一緒にJRC部に入った。
1年の時は山岳部(すぐに退部)、
2年の時は硬式テニス部(すぐに自主退部)と、
部活動が全然続けられなかったオレなのだが、
ウチの学校では必ず、年度のアタマにはどこか、
部活に所属していなければならないというルールがあって、
オレは、仲間たちと一緒にJRC部に入った。
JRC部というのは、よく知らないけれども
なんでも、使用済み切手やベルマークを集めたりだとか
献血だとかボランティアだとか、そういった活動をする部活。
とても素晴らしい活動をする部活。
そんな素晴らしい部活なのだが、
ただ、残念なことにウチの学校のJRC部は、
“どの部活にも入るところがない”
“どの部活にも入れてもらえない”
そういったヤツらが、最終的に流れ着いてくる部活になっていた。
JRC部の活動初日、部長を決める日に、
JRC部が部室代わりに使っていた教室は、
そういうヤツらで溢れかえり、オレもその中にいて、
そしてその中には一際白い顔をした坊主頭で、
クソがつくほど真面目そうな1年生もいた。
ソレがミキオだ。
きっとミキオは高校に入ってボランティアなどの活動をしようと
志高く部活に入ったのだろう。
しかし現実は酷いモノで、
ミキオと志を同じくする者は3、4人程度で、
残りの者はみんな、ただただ、そこに流れ着いた者ばかりであった。
部長を決めるその日、ミキオはオレの前の席に座っていた。
背中を丸めて、後ろを拒絶している感じ。
教室では、顧問が新部長を決める旨を説明していて、
その言葉に、バカなヤツらが
「オレが部長やる!!」とか「オレにやらせろ!!」とか騒いでいる。
そんな中、オレはミキオに話し掛けた。
「オマエ、1年だろ?」
ミキオはビクビクしながら振り返り、「はい」と答える。
「オマエはどうして、こんな部活に入ったの?」
するとミキオは、今にも泣き出しそうな声で答える。
「すみません、ボランティアとかやってみたいと思ったから・・・」
オレは、「へぇ〜」と思った。
今でこそ、ボランティア活動をする人は多くなったと思うのだが、
その時はまだ、ボランティア活動などというと、
まだちょっと珍しい感じがした。
その中にあって、ミキオは「ボランティアがしたい」と言う。
オレはちょっと、「スゲェな」と思った。
だからオレは、ミキオに言った。
「オメーを部長にしてやるよ」
JRC部の部長を決める方法は簡単、多数決だった。
きっと、世の中で一番わかりやすい民主主義。
まず始めに、部長に立候補するヤツを求める。
すると、ボランティアに興味などこれっぽっちもないバカなヤツが
「オレオレ!!」と手を挙げる。
そんな中、オレは強引にミキオに手を挙げさせる。
ミキオの立候補に、ナゼか笑いが起きた。
ミキオは恥ずかしそうに俯いていて、その姿がまた、笑いを誘った。
多数決になる。
候補者は3人で、バカが2人と、ミキオ。
その3人が教室の前の方に並ぶ。
その多数決、
オレは、仲間と一緒にある作戦に出た。
部長を決める多数決において、必ずミキオを部長にする作戦。
方法は簡単だ。
ミキオ以外に手を挙げそうなヤツのところに行って、こう言うのだ。
「オマエ、ミキオに手を挙げなかったらブッ殺すぞ?」
民主主義というのは難しいものだ。
そしてミキオは、1年生ながらJRC部の部長になった。
仲間の1人が「オマエの好きにやれば?」と言ったとおり、
ミキオが部長になると、
今までなんの活動もなかった名前だけのJRC部は、
少しずつ変化していって、
放課後、学校周辺の清掃などを少しずつやるようになっていた。
いや、JRC部が変化したと言っても実際に清掃をしてるのは
ミキオを含めた数人程度で、ただ、行く所がないから
JRC部に入部したヤツらは、すぐにJRC部から姿を消していた。
もちろん、オレもその1人で、
オレは、登下校用に使っていた原チャリに乗って、
清掃をしているミキオの横を「頑張れよ〜」などと言って
帰っていったものだった。
そんなある日、1年生のミキオが、
3年生のオレたちの教室にやってきた。
「あの、すみません、部費を払ってもらえますか?」
部費の徴収。
たった300円なのだけれど、高校生の300円は
とても大きな金額だから、オレは出し渋った。
「悪い、今は金が無いから今度」
その後もミキオはビクビクしながらオレたちの教室いやってきて、
ビクビクしながら300円を集めにきたのだけれど、
そのたびにオレは、ソレを誤魔化した。
そんなことをしていると、
いつの間にかオレは、JRC部をクビになっていた。
いや、オレどころか、
オレの仲間も他のバカもみんな、クビになってしまっていた。
そしてオレとミキオの接点は、まるで無くなってしまった。
その後のJRC部のことは、まったく知らない。
JRC部がどんな活動をしたのか、
ミキオがどんな活動をしていたのか、
オレは、まるで興味がなくなってしまった。
オレらの卒業アルバムのJRC部の写真には
当然オレらの姿は無く、
そこに写ってるのは、同じJRC部でありながら
見た事もないようなヤツが2人、写ってるだけだった。
そしてアレから十数年経った今、
「そんなモノ観ても、いい事はいっこも無い」と、
そう思っていた24時間テレビにミキオらしき姿を見つけたのは、
そして、ミキオらしき人物が
そういう活動をまだ続けていたことは、なんだかちょっと嬉しかった。
甲子園を目指す高校球児諸君に、ワタシは提案します。
甲子園を目指して汗を流す君たちに、ワタシは提案します。
これからは、「必ずポケットに何か忍ばせておけ」と。
そしてソレで、「汗を拭え」と。
もしかすると、
君たちのチームが甲子園に出場する可能性もあるワケです。
君たちのチームが甲子園の決勝に残る可能性もあるワケです。
そうすると、テレビにバシバシ映ります。
そんな時、ポケットから取り出したモノで汗を拭ったらどうですか?
ハンカチ王子の如く、キャーキャー言われること間違いなし!!
だからっつって、青いハンカチはもうダメです。
アレはハンカチ王子がやってしまったからもうダメです。
青いハンカチだけでなく、ハンカチの類はもうダメです。
では、何がいいか。
何をポケットに忍ばせておけばよいのか。
例えば、台ふき。
君はきっと、「台ふき王子」と呼ばれるでしょう。
例えば、豆絞り。
君はきっと、「豆絞り王子」と呼ばれるでしょう。
「粋な男」と呼ばれるでしょう。
他にも、街角でもらったポケットティッシュや
クッキングペーパーなどいろいろあります。
ポケットに忍ばせておくモノは、いろいろ考えられます。
ですが、ワタシのオススメはやはりコレ。
女性用の下着。
甲子園のマウンドで汗をかいた君。
その君が、ふとポケットから取り出した女性用の下着で
汗を拭ったらどうですか。
君は必ず、キャーキャー言われます。
いろんな意味でキャーキャー言われます。
話題になること間違いなし!!
そして君は、こう呼ばれるでしょう。
「パンティ王子」!!
ただこの場合、
一歩間違えれば大変なことになる場合があります。
なんせ、TVをはじめとしたマスコミの力は絶大なモノがありますから
彼らが悪意的な報道をすれば、世間はその報道に踊らされ、
一歩間違えれば君は、非難の的になる場合があります。
「変態王子」と呼ばれる可能性があります。
ですから、そんな時はあらかじめ、そのパンティの一部、
例えばパンティの股間部分などに、
こう書いておくと良いでしょう。
「目指せカッちゃん甲子園!! 朝倉南」
そうすればそのパンティは一気に「爽やかな恋の証」となり、
TVをはじめとしたマスコミ関係は、
君の恋とそのパンティの逸話をとろうと
必死に取材合戦を繰り広げるでしょう。
バカみたいな取材合戦を必死に繰り返すに違いありません。
そして連日、
世間を洗脳するが如く「パンティ王子」と繰り返すでしょう。
そして、バカなコメンテーターは微笑ましい顔でこうコメントします。
「爽やかですね〜」
そうすれば君はもう、スターの座を約束されたようなものです。
芸能人2組がお互いの食わず嫌いを当てる番組、
あの番組を観てるといつも、
「自分の食わず嫌いはなんだろう?」と考えてしまう。
苦手なモノ。
食べられないモノ。
もともと好き嫌いの多いオレなのだが
その中でも特に嫌いなモノ。
ソレはなんだろうかと考えてしまう。
オレは、食材を味よりも見た目で嫌いになる事が多く、
食べれば美味しいのだろうという事はわかるのだけれど
「ちょっと不気味な姿だな」と思ってしまうだけでもう、
その食材を食べられなくなってしまう。
そんな子供みたいな理由で、食べられなくなってしまう。
例えばキノコ。
オレはキノコ類が嫌いだ。
以前はフツーに食っていたのだけれど、キノコの傘の裏側、
ある日、キノコの傘の裏側のヒダヒダを見ただけでオレは、
キノコが食べられなくなってしまった。
理由は、「ヒダヒダがなんか気持ち悪いから」
例えば甘エビ。
オレは、甘エビも食えない。
蒸しエビならば大好きなのだが、甘エビはダメ。
甘エビのあの半透明な感じがどうもオレには不気味に感じられて、
それでオレは、甘エビが食えない。
例えば、頭のついた魚。
切り身になってる魚は大丈夫なのだけれど
頭のついてる魚はダメだ。
なぜなら、魚の目が恐い。
食べようとすると、魚と目が合うのだ。
皿の上に横たわった魚は、
まるで選挙ポスターのように常に、こっちを見ている。
オレがどこに逃げてもこっちを見ている。
死んだ魚が、まるで死んだ魚のような目をしてこちらを見るのだ。
オレは、ソレが恐い。
他にもいろいろある。
ほや、なまこ、砂肝、鳥皮・・・
いずれもオレにはなんだか不気味に感じられて、
オレは、これらの食材を食べられない。
食べればきっと美味しいのだろうとは思うのだけれど、
なかなか口に運ぶまでには至らないのだ。
いろいろと自分の食わず嫌いを考えていると、
ふと、ある食材のことを思い出した。
ソレは、シャコ。
オレは、生まれてこのかたシャコというモノを食べたことが無い。
理由はやはり、その姿を「不気味だ」と思ったから。
食べたことが無いので味では判断できないのだけれど、
食べる前からオレは、その姿で判断してしまった。
「オレはシャコが食えない」
食べればもしかすると好きになるかもしれないのだけど、
どうしても、口まで運ぶことができないのだ。
オレがシャコを初めて見たのは、ジツは大人になってからである。
社会人1年生の時、当時付き合ってた7つ年上の女性に、
回らない寿司屋に連れていってもらった時のことだ。
オレはそこで、シャコなるモノを初めて見た。
以前から、
シャコというエビに似た食べ物があるという事は知っていたが、
ソレ実際にを見たのは、その時が初めてだった。
彼女に連れてきてもらった回らない寿司屋で、オレは、
蒸しエビと玉子ばかりを食っていた。
「ネタは何が好きなの?」などという質問にオレは当然、
「蒸しエビと玉子!!」と力いっぱい答える。
逆にオレが質問すると、彼女は言った。
「トロとかウニとか・・・あと、シャコも好き」
シャコ?
オレはその時まだ、シャコなるモノを見たことがなかったので、
シャコとはどんなもんだろうか見てやろうと、彼女に注文させた。
「すみません、シャコください」
彼女の注文に、店主は「はいよ!!」と威勢のいい声で応える。
そして、しばらくすると皿の上にシャコの握りが2つ並んで出てきた。
茶色なんだか紫色なんだか灰色なんだかよく判らない色をしている
エビの失敗作みたいなモノが、シャリの上に乗っている。
「これがシャコなの?」
オレは、ビックリした。
これがシャコなのか。
オレの彼女はこんなモノが好きなのか。
オレにはとても食えそうもない。
オレは、シャコをほおばる彼女に向かって、言った。
「これって、ナウシカに出たよね?」
その時、彼女の箸が止まった。
コンビニのトイレに座ったらまだ便座が生温かくて、
僕の知らない誰かの温もりがまだそこに残っていて、
僕は、なんだか落ち込みました。
「女子さ!!
さっきまでこの便座に座っていたのはきっと女子さっ!!
それもきっととびっきりの美女で、
おしりなんかもう、プリンプリンなのさっ!!
そうだ!!
それできっと、顔は長澤まさみに似ていて、
ボディはさっき立ち読みしたエロ雑誌のグラビアの女みたいで、
股下なんてもう、サトエリみたいな長さなんだ!!
この便座に残された温もりは、
そんな美女の温もりなんだぜウッヒョーッ!!」
僕は、「誰かの温もりがそこにある」という現実を
ポジティヴにポジティヴに、
無理にでもいい方にいい方に考えましたが、
トイレを出た時、店内にプリンプリン美女の姿は無く、
プリンプリン美女どころか女性の姿が、
性染色体XXを持って生まれた方の姿は1人も無く
店内にいたのは工事現場のおじさんばかりで、
僕は、深く深く落ち込みました。
携帯のメールが苦手だ。
あの、指先でボタンをチマチマやる作業がどうにも苦手なのだ。
だからオレは、自分からは殆どメールを送信しない。
自分からメールをするのはきっと、
1年間に5回あるかないかくらいのもの。
その文章だって、チマチマやってるうちに
だんだんイライラしてきてへんてこりんな文章になって、
自分の言いたい事を上手く伝えられなかったりする。
だから自然と、オレのメールは文章が短くなる。
オレは、携帯のメールが苦手なのだ。
そんなオレに、24歳メール大好き女、ヨーが言う。
「ゲルタさんて、アタシがメールしても
つまんない返事しか返してこないよね」
当然だ。
ベツに、メールでオマエのご機嫌を
とろうなんて思っちゃいないのだから当然だ。
「なんかさー、文章がやたら短いし」
だってオメー、ヨーだろ?
昔から知ってるヨーだ。
幸せ絶頂の恋人たちじゃねぇんだからよ、
一言二言あれば、用件は固片付くじゃねぇか。
「それにしてもさ、アタシが
“これとこれとこの商品が入荷しましたよ”ってメールしてんのに、
ゲルタさんはいつも、“ありがとう”ってしか返さないでしょ。
ゲルタさんって、メールだとすごい感じ悪いよねー。
ぶっきらぼうっつーかなんつーか」
だから、“ありがとう”って言ってんじゃねーかよ。
「だからその“ありがとう”もさ、
例えば、顔文字付けるとかさ」
顔文字?
このオレが顔文字?
「そうだよー。
顔文字つけるのとつけないのでは、印象が全然違うから。
ただの“ありがとう”だって、
“ありがとう”って言葉だけだと感じ悪いけど、
その後に顔文字をつけるだけで、なんか、
“ありがとう”に心がこもった感じになるから」
そういうもんか?
「そういうもんだよ」
でも、男が“ありがとう”の後に
フニャフニャ〜みてぇな顔文字つけたら気持ち悪くないか?
「そんなことないでしょ!!
今は、男だってフツーに顔文字つけるよ。
アタシの友達とかみんな顔文字使うよ?」
ソレはだって、オメーの友達はみんな若いでしょ。20代前半でしょ。
オレ、33の男よ?
33の男が顔文字って、そんな33はヤバイだろー。
「そんなことないから!!
今は何歳になったってフツーに顔文字使うから。
ソレにさ、今の恋愛には必ずメールが必要になるでしょ。
メルアドから訊いたりして、
始めはメールから始まるでしょ」
確かに。
「なのにさ、そのメールがさ、
ゲルタさんみたいなあんなぶっきらぼうな文章じゃ、
女の子に悪い印象しか与えないでしょう」
た、確かに・・・
「だからさ、ゲルタさんはもっとメールに慣れて、
顔文字の1つも使えるようにしなくちゃダメなんだよ」
それからである。
オレのメール特訓が始まった。
コーチはヨーで、オレは、
ヨーが送ってきたメールに、ちゃんとした返事をする。
顔文字必須。
ヨーが「○○が入荷しましたよ」なんてメールをよこすたびに、
オレは、「ありがとう」の後に
(^0^)/ だとか (^-^) だとか、
そんな顔文字をつけなければならない。
「まずは慣れることだよ。
使い続けてるうちに、自然と使うようになるから」
ヨーは言う。
オレは、そういうもんかと思い、
ただただ、ヨーから送られてきたメールには全て、
顔文字をつけて返事を書いた。
返事に顔文字を入れ忘れるとすぐ、
ヨーから「顔文字は?」と叱りのメールがきて面倒なので、
オレは、頑張って顔文字を使った。
『情報で〜す。
ゲルタさんが欲しがってたオモチャ、入荷したよ』
『ありがとうo(^-^o)(o^-^)o』
『明日みんなでご飯食べに行くんだけど、
ゲルタさんも一緒に行かない?』
『ごめん、明日はダメなんだm(._.)m』
『ゲルタさん、これからちょっと暇ある?』
『悪い、忙しいんだ(@_@)』
・・・・・・とっても苦痛なんですけど。
だからオレは先日、
ヨーからのメールが着た時、顔文字を付けずに返信した。
『ゲルタさん、明日みんなで飲み会あるんだけど、
ゲルタさんも参加しませんか?
みんな会いたがってるよ〜 (^_-)-☆』
『ごめん、行けないわ』
するとすぐ、ヨーからメールが届く。
『ゲルタさん、顔文字ついてないよ!』
ちっ、めんどくせぇ。
だからオレは、
ヨーのお望みどおりに顔文字を、
顔文字だけを、返信してやった。
凸-_-)
ファック。
・『どっちを応援するか』
第88回全国高校野球選手権大会が、
早い話が、甲子園が終りましたね。
もう、毎日毎日シビレる試合の連続で、
特に決勝戦は、再試合を含めてシビレ死にしそうなほど
シビレる試合内容だったワケですが。
そんな中、ウチの県の代表は健闘実らず、
緒戦で長崎県の代表に22点も獲られて玉砕しました。
まぁ、ソレはベツに恥ずかしい事じゃない。
22点獲られて負けようが何点獲られて負けようが、
ソレはウチの県の高校生が頑張った結果なのだから
ソレはそれで仕方ない。相手が強かっただけ。
ただ、自分とこの県の代表が緒戦で姿を消すと、
観てる方としては、“ハッキリと応援したいと思う代表”が
いなくなってしまって、ちょっと困ってしまったりします。
そういった場合は、大抵、
「同じ東北だからこの学校を応援しよう」とか、
「同じ東日本だからこの学校を応援しよう」とか、
そんな、とびきり大雑把な分け方で
応援する高校を決めるワケですが、
そうすると、今回の「駒苫―早実」のように、
「両校とも同じ東日本の県の代表だけれども、
ウチからはどっちも遠い」
というような
そんな、中途半端な事態に陥ってしまったりして、
そうなると、どちらの県の代表を応援していいものか、
ちょっと悩んでしまったりします。
オレ:「北海道と東京って、どっちが遠い?」
父親:「地図を測ってみればいいんじゃねぇか?」
母親:「北海道のほうが遠いよ」
オレ:「じゃ、東京代表の早実を応援しようかなー」
母親:「でも、気分としては北海道のほうが近いよね」
オレ:「何かあるごとに、
“北海道・東北”ってくくられるからねー。
福島だと、気持ち的には北海道のほうが近いよね。
やっぱ駒苫を応援するかなー」
父親:「でも、東京に行くのは新幹線でたったの2時間だから、
時間的には東京のほうが近いよ」
母親:「北海道は飛行機で1時間だよ?」
父親:「バカ、北海道に飛行機で行くなら、
空港まで移動しなきゃだべ?
空港まで1時間以上かかるから、
空港まで行くのと飛行機と、合わせて2時間以上かかるべ」
オレ:「あー、なるほどねー。
時間で言えば東京だなー」
母親:「でも福島は、
戊辰戦争の頃から北海道と密接な関わりがあるからね」
父親:「でも新撰組だって、会津と繋がってたべ」
思わぬところで歴史問題に突入。
・『今回の甲子園で2番目にシビレたこと』
ソレは、日大山形の校歌。
フツーさ、校歌ってのは
小難しい言葉ばっか並んでるじゃないですか。
小難しい言葉をあの独特の曲調に合わせて歌う。
校歌って、どこの学校もそんな感じで似たようなもんじゃないですか。
その点、日大山形の校歌は違う。
日大山形の校歌、ソレはもう、すげぇカッケーです。
皆さんは聴きましたか?
もうね、めちゃくちゃカッケーですよ。
なんつったって、歌いだしがいきなりブッ飛んでますから。
「♪ジャンジャカジャンジャンジャンジャン」って前奏のあと、
いきなり、こんな歌詞が歌われるのですから。
♪ボ〜イズビ〜アンビッシャ〜ス
ボ〜イズビ〜アンビッシャ〜ス
カ・・・カッケーッ!!
なんちうの?
もう、その、校歌という枠にとらわれてない歌詞がカッケー。
そりゃぁ、ボーイズじゃなくてもアンビシャスですわ!!
(↓日大山形のアンビシャスな校歌)
http://www.youtube.com/watch?v=Wz_icATnIK0
来年も、
日大山形のアンビシャスな校歌が
甲子園球場に響くところを観てみたいものです。
広末涼子が出てるお茶のCMあるじゃないですか。
あの、最後に広末が「いっぱい出た」って可愛らしく言うヤツ。
あのCM観ると、
「何が出たの?
何がいっぱい出たの?
言ってごらん?
その可愛いお口で言ってごらん?ああん?」
なんだかそんなことを言いたくなるよねー。
こんにちは。
ちょっとエッチなお兄さんです。
あのCM観る度にお兄さんはもう、シャバダバですよ、実際。
まぁ、それはソレとして。
オレニュース!!
この日記のカウンタが500000を越える!!
きゃー。
ありがとうございますありがとうございます!!
ワタクシ不肖ゲルタ、謹んで御礼申し上げます!!
なんつーかもー、アレ。
このバカみたいな日記も、書き始めてからすでに4年ですよ。
もうね、毎日のようにチ○コとかチン○とか○ンコとか書き続けて
はや4年ですよ。
4年前つったらオレ、まだ20代ですからね。
20代で、郵便局で働いてましたからね。
ソレがいつの間にか30を越え、
職も次々と変えて、今では家でのんびりしてるという。
どよーん。
思い返せば、この4年間にいろいろありました。
女の子にフラれたり、
女の子に騙されたり、
ソレはもう、イヤな思い出ばかりが浮かんでくるんですけど、
中には、そのイヤな思い出を吹き飛ばしてしまうくらいに
オレにとって、とても嬉しい出来事もありました。
この日記を通じて、沢山の方とお知り合いになれたこと。
メールをくださる方がいらしてくださること。
何人かの方と直接お会いできたこと。
何より嬉しいのは、こんな下品垂れ流しの日記を
毎日のように目を通してくださる方がいらしてくださること、
そしてまた、それと同時に、
皆様の日記を見せていただけることです。
本当にありがとうございます!!
ワタクシめの日記はこんな日記ですが、
こんな日記でも、
カウンタが1000000を回るまで
皆様にお付き合い願えたらなぁ、なんて事をワタクシ、
そんなことをぼんやり考えております。
これからもどうぞ、よろしくお願いします!!
胸いっぱいの愛をアナタに。
アハン。
今までの話とは全然関係ないんですけど。
今朝からオレ、万歩計をつけてるんですよ。
なんかね、突然ね、
万歩計を騙したい気分になりまして、
ベッドを降りた時からオレ、万歩計をつけてるんです。
や、万歩計を騙すって、アレ。
万歩計って、歩く衝撃で歩数がカウントされるじゃないですか。
歩いた振動で歩数が数えられるじゃないですか。
その衝撃を、いかに万歩計に伝えずに一日を過ごせるか。
いかに万歩計にカウントされずに一日を過ごせるか。
ふと、そんなことをやりたくなってしまって。
万歩計を騙してやりたい気持ちになって。
まぁベツに、そんなことをしたから何だって話じゃないんですけど、
ただなんとなく、万歩計を騙しながら生活しております。
万歩計を騙すために、
朝からそろりそろりと歩いております(←33歳)
で、7時から初めて10時47分現在、
万歩計上でのオレの歩いた歩数。
3歩!!
ふ。
たいしたことねぇな、万歩計。
とんまである。
マヌケである。
元々オレはとんまでマヌケな人間なのだけれど、
ここ最近、ソレに拍車がかかっている感じで、
自分のとんまっぷりに大きくため息をつく事が多い。
例えば先日、
自販機で1000円を入れてジュースを買った時、
お釣りのことばかり気にかけるあまり、
落ちてきたジュースは取らないで帰ってきてしまった。
とんまだ。
また違う日には、
コンビニで買い物をした後に、
「あ、やっぱりトイレに入ろう」なんて思って、
購入済み商品がいっぱい入ったコンビニ袋を手に
コンビニのトイレに入ったのだが、
その時は、そのコンビニ袋を
トイレのドアの上の方にあるフックに引っ掛けて用をたし、
そして、ソレをそこに残したまま家まで帰ってきてしまった。
コンビニに買い物に行って、
金だけ払って帰ってきてしまったのである。
ちなみに、オレがその大失敗に気づいたのは2時間後。
2時間後に、「あっ!!そういえば買い物したんだった!!」
遅すぎる。
これをとんまと言わずして。
また、ある時は、
1階の台所でコップに麦茶をそそいで
2階の自分の部屋に戻ろうとしたのだが、
途中、トイレなんかに寄ってしまったら
すっかり麦茶の事を忘れてしまい、
その麦茶入りのコップを、トイレの前に置き忘れてしまった。
そして、その後しばらくしてまたトイレに行った際、
トイレの前に麦茶がポツンと置かれているというシュールな絵を見て、
「どうしてこんなところに麦茶が?」
ナゼそこに麦茶が置かれているかに気づくまで、数十分かかった。
とんまだ。
オレのとんまっぷりの最たる例は昨日の事。
昨日、朝目覚めたら、オレの部屋にナゼかスズメバチが侵入していて、
オレはソッコーで自分の部屋から逃げたのだが、
どうやらオレはまた夜中に寝ぼけてしまったらしく全裸になっていて、
オレが部屋から逃げ出した時、オレは、
スズメバチに慌てるあまり服を持たずに逃げ出した為、
おケツ丸出しの状態になっていた。
その後オレは、全裸のまま
「このスズメバチに占拠された自分の部屋をどうにかしなければ」
などと、スズメバチと闘う決意をする。
「スズメバチは黒い部分を攻撃してくる」と聞いたことがあったオレは
とりあえず、黒い髪の毛を隠さねばと思い麦わら帽子を被った。
その時のオレはもう、
「頭を守る」という事以外を考えられなくなってしまっていて、
「服を着る」という選択肢などオレの中には存在せず、
オレは、ただただ麦わら帽子を被って頭を隠した。
頭は隠してるけど全裸である。
頭は隠してるけどおケツ丸出しである。
「全裸で麦わら帽子」
一見、「全裸で麦わら帽子」などと言うと愉快な格好に見えるのだが、
本人は大真面目である。
「全裸で麦わら帽子」で、命のやり取りをしていたのである。
もう一度言うけれど、本人、大真面目。
生か死か。
デッドオアアライブ。
おケツ丸出しだけど。
とんまだ。
幸い、無事にスズメバチを退治できたからいいようなものの、
もし、オレがスズメバチに刺されて死のうものなら、
「33歳男性、スズメバチに刺され死亡!!
全裸に麦わら帽子で!!」
そんな見出しが紙面を賑わす恐れもあった。
そんなとんますぎる死に方はイヤというものである。
オレはとんまなのである。
とんまのマヌケなのである。
昔からオレは、とんまでマヌケではあったのだけれど、
最近、そのイキオイは留まる事知らないのだ。
このままいけばオレは、どこまでとんまになるのだろう。
少し恐い気がするのだが、
ただ、そんなとんまな自分が嫌いではなかったりする。
メロンの、あのうすっぺらな種から芽が出るのを、初めて見た。
そのメロンの種は、なんでも、
台所の流しの排水口の側面にくっついていたモノを、
母親がその存在にいつまでも気づかずにほったらかしにしていたら
発芽したらしく、種の先から、
ヒョロリとしたカイワレのようなモノが伸びていた。
オレと一緒にソレを見ていた甥っ子のショーヘーは、
その種がとても気になるらしい。
テーブルの上に置いて、指先で突付いたりする。
オレは、その様子を微笑ましく思いながら見ていると、
突然、ショーヘーが言った。
「この種を埋めたらメロンができるのかな?」
母親は、「メロンは出来ないよ」と言う。
しかしショーヘーは、どうしてもその種を埋めてみたいらしく、
オレは、ショーヘーに付き合って、
そのメロンの種を植えることにした。
正直言えば、
オレもまさかメロンが成るとは思っちゃいないのだけれど、
なんとなく、そういうのって、面白い。
ウチの庭の隅っこの、芝生が生えてこなくなった場所。
ソコは昔、ウチの飼い犬だったジョンがいた場所で、
ジョンが毎日踏み均してるうちに、
いつの間にか芝生が生えてこなくなったところだ。
ショーヘーは、その、ジョンがいた場所に種を植えたいという。
オレは、そこはジョンが暮らした場所なので
少し抵抗があったのだけれど、
ジョンを知らないショーヘーが、
「ここが一番いい」というものだから、ソレを許した。
土をスコップで掘り返して柔らかくして、
気休めに、ウチの畑で使う肥料なんかを少し混ぜてやると、
ショーヘーは喜んだ。
そこに人差し指で穴をあけてメロンの種を落とし入れ、
そして、柔らかく土を被せてやると、
土の上には種の先から伸び出たメロンの芽がちょっとだけ顔を出した。
それを見て、ショーヘーはにこにこしている。
まさか、たったソレだけでメロンが成るワケはないのだが、
ショーヘーがわくわくしてるのを感じると、
「メロンは出来ない」とも言えない。
オレは、メロンを埋めた場所に
割り箸とビニール紐を使って囲いを作ってやった。
そしてショーヘーに、アイスの棒に「メロン」と書かせ、
ソレを、種を植えた場所に刺し立てた。
ショーヘーは、土の上に顔を出したメロンの芽を見ながら
「ちゃんと成るかなぁ」と言う。
オレは、「どうだろうねぇ」と応える。
ショーヘーは、しばらくその芽を眺めていたのだけれど、
ふと、ウチの庭にある松の木に目を移すと、言った。
「メロンの木は、あの木くらいに大きくなるのかな?」
(メロンは木じゃねぇよ)
オレは心の中でそう突っ込んだのだけれど、
口では、「どうだろうねぇ」と応えた。
「あの木くらいになるのには、どれくらいかかるの?」
ショーヘーは訊く。
オレがテキトーに「20年くらいじゃない?」と応えると、
小学1年生のショーヘーには
まだ「20年」という感覚がおぼろげにしか想像できないらしく、
ショーヘーはただ、「ふ〜ん」と応える。
だからオレは、付け足した。
「ショーが大人になった頃だよ」
するとショーヘーは理解したらしく、
にこにこしながらオレを見て、そして、言った。
「じゃぁゲルちゃん、それまで毎日、水をあげておいてね?」
え?
♪Polly says her back hurts
かつて、「ポーリーは背中が痛いと言う」と
呟くように歌っていたカート・コバーンと並べてしまっては
カートがあの世でも自分の頭に銃口を向けてしまいそうなのだが
「お尻が痛いのー」
3歳になる姪っ子のエリは、尻が痛いと言う。
丁度、家には誰もいなかったので
オレが、そんなエリをあやしていたのだけれど、
それでもオレのあやしなどは効果が無く、
エリは、ただただ尻を痛がる。
「ゲルちゃん、見てー」
エリは尻を見ろと言う。
「えー、マジで?」
ベツに3歳児の尻などは見たくもないのだけれど、
その時のオレはエリの保護者である。
痛がる以上、エリの尻を見なければいけない。
オレは、「じゃぁ、自分でパンツを下ろしな」と
こちらに尻を向けて立つエリに言うのだけれど、
エリは「イヤだ」と言い、オレにパンツを下ろさせようとする。
なんだオメーは見せたがりか?
仕方ないのでオレはエリのパンツに手をかける。
オレもさすがに33歳なので、
これまでの間に何人かの女性のパンツに手をかけてきたものだが、
これほど興奮しないパンツ脱がしは初めての経験だ。
エリのパンツを下ろす。
3歳児にはどうもまだ、羞恥心というものが芽生えてないのか、
エリは、尻を丸出しにされているのに平然としている。
「オメ、恥ずかしくねーの?」
オレが訊いてみたところでエリはその質問には返事もせず、
ただ、丸出しの尻をこちらに向けてボーと立っていた。
「はい、もっとお尻をよく見せて」
オレは言う。
「もっとお尻を突き出して」
本当ならば、こんな台詞は大人な女性に言ってみたいものだ(←ドS)
しかしその時は、3歳児が相手である。
オレは、突き出されたエリの尻を、顔を近づけてよく見てみた。
すると。
米。
米である。
カピカピに乾燥した米が一粒、エリの尻についていた。
「も、もしや痛さの原因はこれ?」
試しに、エリの尻についてる米を押してみると、
エリは「痛い痛い」と痛がった。
原因は米。
エリが「お尻が痛い」という原因は、
カピカピに乾燥したお米だったのだ。
乾燥したお米が尻に食い込んで、
エリは「尻が痛い」と言っていたのだ。
オレは、そのお米を取るとエリのパンツを上げた。
そして、一件落着したのである。
ってオイッ!!
どうする?
一応突っ込んどくか?
こういう場合は一応突っ込んでおいた方がいいのか?
よし、一応突っ込んどこう!!
なんで尻に米がついてんだよっ!!
わかんねぇ。
なんでお米が尻についてるのかがわかんねぇ。
パンツに入ってたか?
パンツにお米が入ってたか?
じゃあ、なんでパンツにお米が入ってるんだっつーの!!
オレはどうしてソレがソコに入ってたかが知りたいんだ!!
アホか。
そりゃぁオレだって勝新になるっつーの。
昔、スカートに
カピカピのお米をつけてる女には遭遇したことはあるけど、
尻にお米をつけた女は初めてだぜ!!
・・・・・・
オレは、エリの尻についてた米をとって捨て、
パンツを上げてやった。
「どう?もう痛くないでしょ?」
エリに訊く。
するとエリは、「ううん」と首を横に振って言う。
「まだ痛い」
尻についてた米はとったのに、
エリはまだ、どこかが痛むらしい。
オレは訊いてみた。
「じゃ、どこが痛いの?」
するとエリは、「ここ」と言って、痛む場所を指さした。
股間。
いや、ソコはちょっと・・・
♪Eri says her crotch hurts〜
自分でなんとかしなさい。
先日の日記において、
オレが女性に酷いことを言ったことを書いて、
沢山の方にお叱りを受けました。
不愉快な思いをさせてしまったと思います。ごめんなさい。
あんなことは当の女性にも言うべきではなかったし、
ソレをそのまま日記に書くべきでもなかった。
反省しております。
ごめんなさい。
先日、ウチの県のど田舎の村に
マキシマムザホルモンやポリシックス、
更にはスネイルランプやGO!GO!7188なんかが来て
大自然の中、野外フェスが行われまして、
オレは、その様子をTVで観ていました。
で、沢山のバンドの演奏が終った後、
最後に登場したのはザ・バックホーン。
オレは、「おおお、バックホーンがトリか〜」なんて思いながら
彼らのライヴを観ていたのですが、
そのバックホーンの演奏もいよいよ最後の曲に差し掛かった時。
事件は起こりました。
丁度ね、最後の曲ですよ。
バックホーンが、一番盛り上がるであろう最後の曲の、
これまた一番盛り上がるであろうサビの部分を演奏中のことです。
突然ね、ギターの音が消えたのですよ。
暴れすぎてシールドが抜けたんだか
アンプが壊れたんだかしらないけれど、
急に、ボーカルの声と、ドラムのドカドカという音と、
ベースのブンブンという音しか聞こえなくなったのですね。
ギターのメロディがまるで聞こえない。
ソレを観ていてオレは、
「うわ、やっべぇな」とか思ってたのですが。
しかし、彼らはプロ。
人気も実力も備えてるバンド。
沢山の観客を前に演奏を続けます。
しかし、いくらギターをかき鳴らしても音は響かない。
ギターのまわりであたふたするスタッフ。
それでもギターをかき鳴らそうとするギター。
どよめく観客。
よりによって最後の曲で、
よりによって最後の曲のサビの部分で
どうしてギターの音が消えるのか。
「バックホーン大ピンチ!!どうするギター!?」
オレ、TVの前で勝手に緊張。
しかし、その時でした。
ギターは、思い切った行動に出たのです。
ギターはですね、
何を思ったか突然音が鳴らないギターを放り出すとですね、
両手を広げて、まるでブラジルのキリスト像のような格好で
マイクスタンドの前に立ち、
大勢の客の前で、あろうことかこう歌い始めたのです。
「♪ギャギャギャギャギャギャギャギャ〜ン」
口ギター。
え、マジで!?
ギターのパートを口で歌っちゃうの!?
んな、アホな・・・
い、いや。
これこそROCKなのかもしれない。
そうだ、これこそがROCKなんじゃないか?
「ギターの音が出ないなら、口でギターをやっちゃえ」という潔さ、
そして、カタチに囚われる事の無い
その想像性がROCKなんじゃないか?
そうさ!!
ギターなんか無くたって、ROCKはできる!!
ROCKの魂は全てに平等。
ギターなんか無くても、魂さえあればROCKできるんだ!!
アンタはROCKだ!!
アンタROCKだよ!!
ロックンロールはまだ死んじゃいねぇ!!
うおおおおおおおっ!!
「♪ギャギャギャギャ」
ROCKだ!!
これぞROCKだ!!
「♪ギャギャギャギャギャギャギャギャ〜ン」
ROCKだよ!!
アンタROCKだよ!!
そして、バックホーンのギターは、
ステージの最後まで「♪ギャギャギャ」と歌いつづけました。
カ、カッコよすぎる・・・
でも、大爆笑。
友人タケが、娘の夏休みの自由研究の為に
高い金を出して高級な顕微鏡を買ったらしい。
なんでも、娘と一緒に顕微鏡を覗くのが楽しいのだそうで、
タケは、「今度は何を見ようかな〜」なんて言っていたので、
「精子見せてやれせーし!!
お父さんのドス黒い欲望を見せてやれ!!」
そんな事を言ったら殴られて、そして更に、
「その後、オレに性教育させろ!!
もう、ものすげー詳しく教えてやっから!!」
そう言ったらまた殴られました。
こんにちは。
ちょっとエッチなお兄さんです。
オレの性教育の授業を受けたい人、募集してますへっへっへ。
まぁ、それはソレとして。
世間はすっかり夏休みという感じで、
小学生のチビッコは今頃、
「夏休みの友」や自由研究なんかをやってるのかな、
なんて思ったりするワケですが、この自由研究。
オレは、この自由研究というのがどうも苦手でした。
なんちうか、何をしていいのかわからない。
何を研究したらいいのかわからなかったのですね。
や、自由研究なんつっても、所詮、
クラスの半分くらいがヒマワリの観察だったりするような研究ですから
そんなに気合入れて研究するようなもんでもないのですが、
どうも、昔からオレは、
人と違う事をしたいという気持ちが大きかったようで、
絶対にヒマワリ観察はやらなかったのですね。
もっと違うことを、と。
もっと、クラスのみんながやらないようなことを、と。
そんで、オレが小3の時にやったのが「蟻さん研究」。
夏休みにね、
ウチの玄関の入り口に、蟻んこの行列を見つけたんですよ。
蟻んこがね、ウチの玄関の前で、
お菓子のカスみたいなのをえっちらおっちら運んでんの。
ソレを見てオレは思ったんです。
「蟻は甘いものが好きだというけれど、
果たして一番好きな食べ物はなんなのだろう?」
きっと、蟻んこにも味覚があって、
好き嫌いがあると思ったんですよ。
だから、いろんな種類のお菓子を並べておけば、
そのお菓子に集った蟻んこの多さで蟻んこの好む食べ物が判ると、
小さい頃のオレは思ったのですね。
で、オレは夜にこっそり、玄関の入り口にお菓子を並べました。
なんか、オレの中で昆虫の活動が一番活発なのは朝だという
漠然としたそんな思いがあったものですから、
夜にお菓子を並べて一晩おいておけば、
次の日の朝には結果が出てるんじゃないかと。
そんな事を思って、夜に、玄関にお菓子を並べました。
まず、キャラメルコーンね。
豆以外のヤツ。
あと、お婆ちゃんちから貰ったもろこしね。
あと、クッキー。
あと、ウチにあった羊羹。
あと、お菓子じゃないけれど、砂糖。
あと、ぽたぽた焼きとかも置いておいた気がします。
で、そんな感じで玄関の入り口にお菓子をセットして、
オレは、次の日を楽しみに眠りについたのですが。
翌朝。
実験の結果は恐ろしいカタチで出ました。
あ、蟻んこの数がものすげぇ・・・
なんかね、蟻んこがすげぇんですよ。
お菓子に蟻んこがビッシリ付いてて、
もう、お菓子があんまり見えなくなってんの。
もう、「どれが多いか」なんてレベルじゃなく、
お菓子が蟻んこで真っ黒。
ちうか、もう、お菓子とは全然関係ないところにまで、
玄関の入り口どころか玄関の中にまで
蟻んこがうじゃうじゃいやがって、
なんだかものすげぇ事になってたんですよ。
ウチの玄関。
蟻んこだらけ。
キャァァァァァァァァァァァァァァッ!!
こうして、その年の夏休みのオレの夏休みの自由研究は終りました。
【夏休みの自由研究】 3年4組2番 サイトウゲルタ
『蟻が好きな食べ物は何かを調べるために、
いろんなお菓子を置いて、
どのお菓子に一番蟻が多く集まるかを観察しました』
結果。
「お母さんに怒られる」
以前、オモチャ屋で一緒に働いていた女ヨーは、
よく、お昼にコンビニのうどんを食べていて、
ソレを見てオレは、
「オレは違いがわかる男だから本物を食うぜ」なんつって
昼休みにはよく、店を抜け出して店の近くにある
「手打ち蕎麦・うどん」と看板に謳われた店の
うどんを食っていました。
そんで、ヨーに、
「キミも早く味のわかる大人になりなさい」なんて、
そんな事をエラソーに言っていたワケですが、
先日、その店の前を久しぶりに通ったら、
店の前に、新しい看板が立てられていました。
「手打ちうどん始めました」
えっ!?
あれっ!?
じゃ、オレが今まで「本物」と言って食ってたのはやっぱ・・・
手打ちじゃなかったのか・・・な?
・・・・・・
燃やしたい。
燃やしてやりたい。
灰も残らぬほどにあの看板を燃やしつくしてやりたい。
そして、できることななら、あの店と
オレの過去をも燃やしつくしてしまいたい。
御礼モウシアゲマス。
2006年8月7日 日常 コメント (28)突然ですが、オレニュース!!
オレのこの日記、
『最も多くのブログからリンクされている、
影響力の強いブログの上位100件』にランクインするっ!!
えー、マジでー!?
いや、なんか知らねぇ。
や、なんか知らないんですけど、
オレが毎日のように書いてるこのバカみたいな日記が、
毎日のように下品なこととかばっか書いてるこの日記が、
とあるランキングの
『最も多くのブログからリンクされている、
影響力の強いブログの上位100件』に、
いつの間にやらランキングされていたんですよ、奥さん!!
なんか知らないんですけど、
しょこたんブログや真鍋かをり嬢、
杉村太蔵氏なんかが書かれるブログとオレのこのバカ日記が、
同じ場所に一緒に並んでるんですよ、奥さん!!
90位なんですけどね、奥さん!!
『影響力の強いブログの上位100件』として、
そうそうたる面々と一緒に並んでるんですよ、奥さん!!
キャー!!奥さん愛してるー!!
これもひとえに、
こんなんに目を通してくださる皆様のおかげです。
ホントにありがとうございます!!
これからもどうぞ、よろおしくお願いします!!
アハン。
ちうか。
『影響力の強いブログの上位100件』っていうけど、
この日記はホントに影響力があるんだろうか。
だってアレ。
以前にオレ、
昔懐かし「ヤンキーピース」をもう一度流行らせようとして
この日記に「ヤンキーピース」っていっぱい書いたけど、
まるで流行んなかったもん。
「ヤンキーピース」やってる人、全然いなかったもん。
ソレとも何か?
オレが与えてるのはアレか?
悪影響か?
赤イパジャマノ老婆。
2006年8月6日 日常 コメント (14)「オレがスウィングガールズを観るのは、
トロンボーン関口さんを観たいが為だ」
そんな事を言ったら、友人に、
「君は歪んでるね」と言われてしまいました。
こんにちは。
ちょっとエッチなお兄さんです。
まぁ、それはソレとして。
幽霊。お化け。
アナタは、そういった類のモノを見た事があるだろうか。
オレは正直、わからない。
いや、オレが「わからない」と言うのは
オレは、自分が見たモノを幽霊ともお化けとも断定する能力が
自分には無いのを知っているからであって、
この世に幽霊やお化けといったものが本当に存在するというのなら、
もしかするとオレが見たのは本当に
幽霊やお化けのような存在だったのかもしれない。
しかしオレは、幽霊やお化けを見極める能力が無いので、
自分が見たモノを誰かに伝える時、必ずこう表現する。
「不思議なモノを見た」
そして、こう付け足すのだ。
「とても恐ろしかった」
ソレは確か、オレが20歳頃の時、
とある病院に入院していた時の話で、
オレが、実際に経験した話である。
その時オレは、腹に抱える持病のために入院していた。
2ヶ月近く続く絶食生活。
そんな絶食生活真っ只中にあるオレの唯一の栄養源は高濃度の点滴で、
オレは、首に刺した針の先にある点滴がぶら下がっている点滴台を、
まるで飼い犬のようにどこに行くのにもガラガラと連れて歩いていた。
点滴をしていて困る事は、点滴台を連れて歩くのが面倒な事と、
尿意が近くなる事である。
オレに刺さっている点滴は、
24時間休み無しでオレの体内に流れ込んでいたから、
自然、尿が頻繁に出るようになる。
しかもソレは、日中であろうが夜中であろうが、
オレの生活リズムなどお構い無しに、である。
オレは、よく夜中に尿意に目覚めては、
点滴台をガラガラと引き連れて、病院内の暗い廊下をヒタヒタと歩き、
トイレまで歩いたものである。
その夜もそうだった。
オレは、夜中に尿意に目覚めた。
目覚めはしたのだけれど、トイレまで点滴台を連れて行くのが
なんだか面倒で、オレは、尿意をもよおしている自分を誤魔化して、
再び眠ろうと目を瞑った。
しかし、もしここで尿を我慢して明日の朝、
オネショでもしたらヤバイんじゃないかと思い、
点滴を恨みながらトイレに立った。
時計を見た。
午前2時30分頃だった。
オレが入っている4人部屋は、内科病棟のいちばん端っこにあった。
絶食2ヶ月といってもオレはワリと元気であったから、
オレは、ナースステーションやトイレまで
遠く離れた部屋に入れられてしまったのである。
トイレに行く度に、それを歩くのが面倒でイヤだった。
部屋を出て右側はすぐ非常口で、左側に廊下は続いている。
その廊下をずぅっと歩いて行くと十字路があって、
左に曲がると、内科病棟から外科病棟に繋がる連絡通路。
右に曲がると手前側にエレベーターが、
そしてその隣にすぐ、階段がある。
十字路を曲がらないで真っ直ぐ行くと、右側にトイレがあって、
丁度、トイレとエレベーターは廊下を挟んで向かいにあることになる。
その先を真っ直ぐ行くとナースステーションがあり、
更に真っ直ぐ行くと女性患者が入院する病室がある。
オレは、その薄暗い廊下をトイレに向かって歩いた。
深夜の病院。
入院している患者もあまり多くないから忙しくないのか、
看護婦さんが動く音も全然聞こえない。
聞こえるのは自分の足音と点滴台のガラガラという音だけで、
その音は、そこに存在しているのが
まるで自分だけのような感覚に陥らせ、
オレは、早く用をたしてベッドに戻りたいと先を急いだ。
十字路に立つ。
深夜ということもあり、エレベーターも動いておらず、
階段を上り下りしてる足音も聞こえない。
左側に伸びる連絡通路を歩いてる人は誰もおらず、
十字路の正面の廊下を歩いている人も誰もいなかった。
その時間、そこにいたのは確実にオレだけ。
オレは、十字路のちょっと先にあるトイレに入った。
そして用をたす。
用をたし終え手を洗ってまた、
帰り道の十字路に差し掛かるまでの時間は
おそらく、1分もかからないはずであった。
用をたし終えたオレは、早くベッドに戻ろうと帰り道を急ぐ。
ナースステーションの先には人影は見えず、
また、エレベーターの動く音も階段を上り下りする足音も
連絡通路を歩く足音も聞こえなかった。
静寂。
その静寂の中、オレのヒタヒタというスリッパの音と
ガラガラという点滴台の音だけが響く。
オレは、それが気持ち悪くて早くベッドに入りたいと願った。
そして、帰り道の十字路に差し掛かった時。
ふと、左後ろに何かを感じた。
ソレが何かはハッキリとは言えないのだけれど、
何か人の気配というか、
誰かに見られてるというか、
オレは、そんな感じに襲われた。
オレの足が止まる。
頭では、早くベッドに入りたいと願っているはずなのに、
オレの足は自然と止まってしまった。
一瞬にして、あたりはまた静寂が支配する。
その静寂は、オレが今まで経験したことの無いような静寂。
本当に、なんの音もしない。
自分の呼吸音さえも聞こえない。
オレは、直感的に自分の左後ろ、
丁度、エレベーターの向かい側の壁のところに何かあると感じた。
振り向いてはいけないような気がした。
でも、オレは、振り向いてしまった。
すると、そこに、いた。
老婆だった。
廊下の天井からぶら下がった非常口のありかを示す電灯の下に、
老婆が、しゃがんでオレの方を見ていた。
今でもはっきり覚えている。
髪の毛は真っ白で、おかっぱを少し長くしたような感じ。
皮膚の色はなんというか、土色というか、
そんな、生気の無い色をしていた。
恐ろしくガリガリに痩せていて、シワシワで、
丁度、『AKIRA』に登場する
ラボの子供達を思わせるような不気味さだった。
何より不気味だったのは、その老婆が、
身体のサイズとはまるで合っていない、
ダボダボの赤いチェック柄のパジャマを着ていたこと。
胸元はダラリ開いていて、くっきり浮き出た鎖骨が見えた気がする。
ほんの1分前にそこを通った時は、そこには誰もいなかった。
確実に。
絶対に。
階段にもエレベータにも連絡通路にも
ナースステーションの先の廊下にも、
そこには誰もいなかった。
オレがトイレに入ってる間
階段を上り下りする足音も全く聞こえなかったし、
廊下を歩く足音も聞こえなかった。
あれだけの静寂の中、誰かが歩けば
例え静かに歩いたとしてもその足音は響くものである。
しかし、誰の足音もしなかった。
もちろん、エレベーターも動いておらず、
音といえば自分の足音と点滴台の音だけ。
それなのに、突然そこに、現れた。
赤いパジャマの老婆は、
しゃがんで、土色をした顔で、こっちを見ていた。
目が合った。
何か知らないけれど、口をまぁるく開けていた。
オレは、動けなくなった。
“足がすくむ”という感覚はこういうものかと思った。
果たしてソレが何秒の間だったかは知らないけれど、
オレは、足を動かすという事を忘れていたような気がする。
足が動いたのは、数秒後のことであった。
オレは老婆から目を逸らすと、走った。
点滴台が邪魔で上手く走れないのだけれど、
それでも走った。
点滴台はガラガラとオレの後を着いてくるのだけれど、
それがまどろっこくて仕方なかった。
オレはその時ほど、点滴台が邪魔だと思った事は無かった。
イライラして、グイと点滴台を引っ張った。
点滴台は、ガシャンと派手な音を立てて倒れた。
すると、点滴とオレの首を繋いでいる点滴の細い管の中を、
オレの血がゆっくりと逆流していくのが見えた。
点滴の管がオレの血で赤く染まっていった。
オレは慌てて点滴台を引き起こそうとする。
その時また、さっき老婆が座っていた方を見てしまった。
するとまだ、座っていた。
口をまぁるく開けていた。
オレは点滴台を引き起こすと、
また走って病室に入り、ベッドに潜り込んだ。
その夜は、朝まで一睡もできなかった。
次の朝は、身体がだるくて仕方なかった。
8時ごろに運ばれてきた朝食にも手をつける気にならなかった。
朝食の時に一緒に巡回に来た若い看護婦さんが、
「元気ないね」とオレに話し掛けてくる。
オレは、なるべく明るく言った。
「昨日の夜中さ、トイレに行った帰りに
おばあちゃんがエレベーターの前に座ってて
オレ、すっげぇビックリしたんだよー」
すると若い看護婦さんは、怪訝そうな表情を浮かべて、言った。
「今はおばあちゃんなんて入院してないよ?」
それからしばらくの間、オレは、
深夜に尿意をもよおした時は、尿瓶を使うようになった。
ハァイ。
昨日から今日にかけて病院に1泊して、
ナースステーションの空気を肺に入れてきたゲルタです。
まぁ、ちょっとね、薬品的なスメルなんですけど。
で、ワタクシ、昨日の日記に書いたとおりに病院で、
お腹の一部を切ってきました。
や、なんてか、オレのお腹って沢山の傷とか改造痕があるんですが、
その改造痕のすぐ横にね、ちょっと大きめのできもの的な、
なんかヘンな膨らみができてしまったのですね。
で、その膨らみからダラダラと出血する。
「こいつはイケネェ」ってんで、今回、
その膨らみを電気メスで切除して、
その傷の周りの皮膚を焼く、という治療をしてきました。
「皮膚を焼く」とか言うとなんだか恐ぇけど、
実際、結構痛かったです。
まぁ、そんな感じで切ってきたのですが。
時間は遡って、治療前のこと。
治療が始まるちょっと前、オレは、
ナースステーションと続いてる処置室という部屋にいました。
時間は夕方。
丁度、日勤の看護婦さんと夜勤の看護婦さんの引継ぎが終った頃で、
オレは、処置室にあるベッドに横たわりながら
病衣を捲ってお腹を出して、治療が始まるのを待ってました。
するとそこに、引継ぎを終えた友人看護婦、マサコが登場。
マサコ:「ゲルタくん、相変わらずいい腹筋してるねぇ〜」
そして、オレのお腹を指でグリグリグリ。
オレ、以前に看護婦さんに指摘されて初めて気づいたのですけど、
オレの腹筋て、フツーよりも面積がやたらに広いらしいんですね。
オレは決して筋肉がムキムキとかじゃないんですけど、
腹筋だけは、フツーよりも、幅が異様にデカイらしいんです。
で、マサコは、そのオレの腹筋を見て、
「いい腹筋してるねぇ〜」っつって、指でグリグリしてくんの。
で、オレはグリグリされながら
始めは「もっと優しくしてくれ」なんて
セクハラチックな発言をしてたワケですが、
そしたらマサコ、
「見て見て、この腹筋スゴイよ!!」
そんなことを言って、次々にですね、
オレらの横を通る看護婦さんにオレの腹筋を見せようとするんですよ。
そんで、
「触ってみ!!この人の腹筋触ってみ!!」
なんつって、オレの腹筋を
看護婦さんたちに次々に触らせようとすんの。
で、オレの周りに人が集まってくると
他の看護婦さんも「何かあるのかな?」って思って次々に集まって、
1人増え2人増え、最終的には8人くらいになって、
その8人くらいの看護婦さんがベッド横たわるオレを囲みながら、
オレの腹筋をみんなでグリグリグリ。
しかも中には看護学生の女の子とかもいたりして、
「失礼しま〜す」とか言って、
遠慮がちに指でそっと、オレの腹をツンツンツン。
おいおいおいおい、ちょっと待ってくれ!!と。
ヤベェから!!
看護婦さんに囲まれてるってだけで相当ヤベェのに、
みんなでグリグリされたらヤベェから!!
なんちうか、諸事情があるじゃない僕たち男の子。
今は必死で抵抗してるけど、
これ以上グリグリツンツンされたら、オ、オレ・・・みてぇな。
なもんでオレ、
つい、「ヤベェ」って言っちゃったんですよ。
そしたらマサコ。
マサコ:「あ、なんかヤバイことあった!?」
と、とても言えない・・・
えー、突然ですが。
ワタクシ本日、1泊の予定で入院してきます。
や、なんかね、身体の一部をですね、
あ、身体の一部っつっても恥部とか陰部とか
そういう一部じゃなくてお腹付近の一部なんですが、
その一部をちょっと切り取らなきゃいけないってんで、
ちょっと、多分1泊だけ、入院してまいります。
で、入院してくるんですが。
ワタクシ不肖ゲルタ33歳、ちょっとだけワクワクしております。
だぁってさ、看護婦さんだぜ?
入院したら、看護婦さんがいるんだぜ?
キャー。
看護婦さん大好きー。
もう、シャバダバしちゃって止まりません。
でね、オレ、そこの病院に勤めてる友達の
マサコって看護婦さんがいるんですが、
マサコにね、オレが入院する日の夜勤の看護婦さんは
誰かを訊いてみようと思ったのですよ。
オレが入院する日、どんな看護婦さんが夜勤なのか。
いやね、もしかすると、
オレと看護婦さんが恋におちる可能性だってあるワケじゃないですか。
たった一晩の間にね、恋心が目覚めちゃう可能性もあるワケですよ。
ちうかむしろ、オレは看護婦さんと恋をしたいんです(←バカ)
でも、オレが入院するのは1泊だけですから、
言わば、短期決戦なワケですよ。
「恋の短期決戦」なワケです。
その「恋の短期決戦」を、いかに制するか。
短期決戦において重要なのは、アレ。情報。
織田信長も、情報戦を制したからこそ
桶狭間において今川義元を破ったワケで、
オレもね、その日の夜勤の看護婦さんの趣味趣向から
パーソナルデータまで情報を得ていれば、
1泊入院の「恋の短期決戦」において、
オレの有利な状況に持っていけるのではないかと。
もし、オレがその看護婦さんに対して恋心を抱いた場合、
その看護婦さんの情報を掴んでおけば、なんちうか、こう、
運命的な出会いを演出できるんじゃないか、とね(←姑息)
なもんで、看護婦マサコに訊いてみたのですが。
マサコ:「あ〜、夜勤はアタシだね〜」
ちっ。
オメェかよ・・・
やっぱ、スポーツ選手個人のことを
TV局がまるまる総がかりで支援するのは
あんまりいい事ではないんじゃないのかなーってのが、
昨日の亀田の長男の試合を観た感想。
アレでもし、長男がボロクソにKO負けなんかしちゃおうもんなら
TBSは、“日本一のマヌケ”を作り出すところだったもんなぁ。
試合の後から今日にかけて必死に長男をかばっているTBSが、
あんな試合でもそれでもなんとか盛り上げようとしてるTBSが、
なんだか“日本一のマヌケ”に見えてしょうがありません。
でも、長男はまぁ、頑張ったんじゃねーのーって思いますよ。
とりあえずは、最終ラウンドまで立ってたし。
ホントなら、昨日の試合は完璧に負けてると思いますけどね。
ワタクシ、亀田の長男はあんまし好きじゃないんですけど、
それでも、ボクシングに対する姿勢とか、
そういう部分は、そんなに嫌いでもなかったんですよ。
しかし。
しかしですね。
前から思ってたんですけど、
ワタクシ、どーしても亀田の長男の言葉遣いが気に入らない。
いや、大阪弁が好きではないってんじゃなくて、
あの、亀田の兄弟たちが使う話し言葉?タメ語?
なんというか、不敬というか、
アレがどーしても気に入らない。
だって、おかしいでしょ?
インタビューの時に、
明らかにおっさんなインタビュアーが敬語使ってんのに、
亀田の兄弟はタメ語使ってる。
「亀田選手、体調はどうですか?」
「ああん、まぁまぁええよ」
オメー、言葉遣いおかしいんじゃねぇのか、と。
「調子いいですよ」だろうが、と。
取材する側とされる側というヘンな力関係があるのかもしんないけど、
ここはアメリカじゃねぇんだから、
そんなにフランクじゃねぇんだよ、と。
まぁ、そんな事言いながらオレも言葉遣いがおかしいワケですが。
あと、気に入らないつったらアレ。
亀田の次男坊。
試合後にヘタクソな歌を歌う次男坊。
次男坊さ、結構前にやった試合の時さ、
必殺パンチを用意してるとか言って、
その必殺パンチの名前を『亀田のあられ』とか名付けてたんですよ。
自身の苗字の“亀田”と、
オレの愛する亀田製菓の商品の“亀田のあられ”をかけて、
「巧いこと言った」みたいな顔してんの。
その「巧いこと言った」って顔がもー、気に入らない。
「亀田のあられ・お煎餅」をナメんじゃないわよ、と。
「亀田のあられ・お煎餅」はもっと、
パリッパリでカリッカリでサクサクしてんだよ。
そんなヘナチョコパンチに
「亀田のあられ・お煎餅」と名付けるだなんて100年早ぇよ、と。
あと、アレだ。
試合後にヘタクソな歌を歌うな!!
歌を歌いたいならCDデビューでもすればよろしい。
あと、もう、ついでに言っちゃえば三男坊ね。
兄貴にくっついていちいちTVに出んな!!
そういえば少し前、亀田一家が引っ越してきた葛飾区に、
「『亀田記念館』を作る」という報道があったのだけれど、
アレはその後、どうなったのだろう。
まさか、そんなにバカじゃないよ・・・ね?